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8月, 2022の投稿を表示しています

宇宙と言う媒体は人を理想に誘う力がある!

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  たたき上げのエンジニアでしか伝えられない宇宙、全国の皆さんに宇宙の魅力を話して! 私ごとですが、 今まで長い間宇宙関係の仕事をしていて、それらを今振り返ってみると、エンジニアも科学者も宇宙と言う視座をもち、大きな夢に向かっている前向きの人達ばかりとの出会いでした。 学歴一つをみても宇宙関係の仕事をしている人は、宇宙飛行士と同様に東京大学出身者も多かったです。 その一方、諸般の事情で大学を出てないエンジニアで、理論的にも技術的にも優秀で、更に人間的にも魅力的な日本や世界のトップエンジニアとも出会っています。また子どもの頃から天文少年だったり、ロケットや宇宙船など宇宙大好き少年だった方が、そのまま大人になって宇宙の仕事に就いているケースもあれば、子どもの頃は全然宇宙に関心がなかったのに宇宙の仕事に入ってきた方々もいます。また他の科学技術部門に比べると、宇宙関係は女性の科学者やエンジニアも多いです。そして身体障害者などハンディキャップの方々も世界や日本の宇宙関係で活躍されている事は御存知の通りです。さらに世界に目を向けると、白人・黒人など人種に関係なく宇宙飛行士・科学者やエンジニアが多く活躍しています。と言うことで、人類にとって最先端の技術や研究を進めている宇宙は、誰もが努力さえすれば夢に向かうことのできる、つまり多様性に満ちた人材を受け入れる、大きな器を持った素晴らしい世界なのだと言うことです。 私もエンジニア時代に、仕事のみならず色々なことで助け合い、応援して頂き感謝しております。 例えば昔、エンジニアである私が首都圏で宇宙講演会を行うと言う事が提案されました。 当時の宇宙講演会講演者は大学教授か科学者だけでした。 不安げな私に、たくさんの宇宙エンジニアや科学者の皆さんが「たたき上げのエンジニアである宮川さんでしか伝えられない宇宙があります、全国の皆さんに宇宙の魅力を話してあげて下さい!」と宇宙講演会の準備に協力して下さり、貴重な写真や動画を送って頂き、驚きました。 お蔭で「たたき上げエンジニア初の宇宙講演会!」を無事成功させることができました。 (写真:著者の宇宙講演会) 私の宇宙講演会の基本スタイルは、大学教授や科学者の皆さんの講演会の内容を期待して来られている方もいますので、最先端技術の話もいれます。 全体的にはエンジニア目線での宇宙解説ですので、どちらかと

月面を目指すアルテミス計画スタート、着陸場所候補決定!

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  アルテミスⅠ:無人月周回飛行は8月末打上げ予定! アメリカ主導で日本や欧州も参加のアルテミス計画が、2022年夏からスタートします! (発射台に移動した大型ロケットSLS 写真提供:NASA) 最初はアルテミスⅠミッションと言って、今月末(現地時間8月29日)に大型ロケットSLS(スペースローンチシステム)で宇宙船オリオンを打上げ、無人でマネキンを乗せ月周回させ約40日後に地球に戻る計画です。 (アルテミスⅠミッション 資料提供:NASA) アルテミスⅠミッションのNASA動画もあります。見たい方は、こちらからどうぞ! 大型ロケットSLSと宇宙船オリオンの組み合わせによる月軌道への、無人総合確認試験と言ったところです。 (月周回軌道から地球を望む宇宙船オリオン 写真提供:NASA) まずは、宇宙船オリオンを乗せた大型ロケットSLSのファーストフライトです。長期間の月周回での諸々のデータ取りですので、成功し無事戻ってきて欲しいですね(*^-^*)! 月面着陸場所候補13か所が決定 米宇宙飛行士が月面着陸を目指すアルテミスⅢミッションの着陸場所が日本時間8月20日AM3:00(米東部8/19PM2:00)にNASAから発表されました! 着陸候補地は写真の通り月の南極の13か所、過去のあらゆるデータを基に決定。 月の南極には氷が存在する可能性がある太陽の当たらない極低温の永久影がある。 月の水の氷は、生命維持システムや燃料のために酸素と水素を取り出すことができるため、科学的観点からも資源としても大変に価値があります。 (月南極の月面着陸候補13か所 写真提供:NASA) 着陸場所候補についてのNASA動画も公開されました。 上の写真はアルテミス III の13か所の着陸候補、各地域は15x15km です。 着陸地点は、半径が約100ⅿ です。 (アルテミスⅢミッション 資料提供:NASA) アルテミスⅢミッションを動画で見たい方は、こちらからご覧ください。 アポロ計画の最後の月着陸ミッションであったアポロ17号は1972年12月で、今から50年前のできごとです。私もワクワクしながら楽しみにニュースを見ていた記憶があります。 (アポロ17号月面車 写真提供:NASA) アルテミス計画では2025年頃に米国男女の宇宙飛行士が着陸。最初の女性と最初の有色人種が月面に着陸する

若田飛行士、早ければ9月29日に5回目の宇宙へ!

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  若田飛行士、早ければ9月29日にスペースXクルードラゴンで5回目の宇宙へ! 若田光一飛行士、 SpaceX Crew-5 ミッションで早ければ来月9月29日(木)に5回目の宇宙へ(^^♪、若田さんは58才で日本人最年長記録となる! SpaceX Crew-5ミッション・クルードラゴン宇宙船(写真提供:NASA) 写真は一緒に国際宇宙ステーションを目指すクルー、右端はJAXAの若田光一飛行士、右から二番目は今回女性船長となるNASAのニコール・マン飛行士、次は男性パイロット・NASAのジョシュ・カサダ飛行士、左端はロシア・ロスコスモスのアナ・キキナ飛行士! NASA の SpaceX Crew-5 ミッション・クルー(写真提供:NASA) SpaceX クルードラゴン宇宙船用宇宙服を着用したクルー(写真提供:NASA) Crew-4とCrew-5との引継ぎ日程! 予定では9月末から10月初旬での乗組員の引継ぎ期間の後、NASA の SpaceX Crew-4 ミッションの宇宙飛行士は、クルードラゴン「フリーダム」(Crew Dragon Freedom) に乗って 10 月に地球に戻るスケジュールです。 SpaceX Crew-4ミッション・クルードラゴン「フリーダム」宇宙船(写真提供:NASA) ご存知の方もいらっしゃると思いますが、NASA の SpaceX Crew-4 ミッションには国際宇宙ステーション・初の黒人女性クルー誕生しました。ジェシカ・ワトキンス飛行士です(写真:右から2人目)!他のメンバーも紹介します。 写真は4/27、国際宇宙ステーションに到着し半年滞在の4人、左から米国の空軍出身ロバート・ハインズ、2人目は御存知・元イタリア空軍パイロットのサマンサ・クリストフォレッティ、右端は船長を務める台湾生まれのチェル・リングリン!  NASA の SpaceX Crew-4 ミッション・クルー(写真提供:NASA) 登録して頂けますと、新しい投稿後は連絡メールが届きますので、ぜひ登録をお願いします。 次回の投稿もお楽しみ下さい!