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6月, 2023の投稿を表示しています

心震える感動を味わい続けた私のエンジニア人生!part2 あまりの感動に身体が震えた5千メートルの景色

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  不思議な 感動の世界、 5千メートル景色! 私は今から10年ほど前に南米チリ共和国に駐在しアルマ望遠鏡建設に携わりました。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO 南米チリ共和国に22の国と地域が国際協力で建設した総工費なんと1200億円と言うアルマ電波望遠鏡プロジェクトです。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者 今日は望遠鏡の話ではなく、アルマ望遠鏡を建設した場所である「アタカマ砂漠」で感動した事をお話します。 その1として、「5千メートルの高地の景色」です。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者 標高5千メートルの赤茶けた大地に白いたくさんのパラボラアンテナが同じ方向を追いながら限りなく広がる宇宙を観測している姿を見たとき、 迫力というか宇宙の果てを観測する、その場所にいるんだと思うと、それだけで胸が熱くなり感動してしまいました。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者 それと更に、この国際プロジェクトに携わって強く感動したことなんですが、 たびたびアンデス山脈の5千メートルの高地の昼や夜に一人立つことができたことです。 5千メートルの高地で著者 日本製のパラボラアンテナの5千メートルの高地設置には、現場監督的な役割で3千メートルの組み立て場所からトランスポーターで5千メートルの高地まで運び高地に設置します。 トランスポーターでパラボラアンテナ移動 撮影:著者 そんな時、昼休み時間などを利用して5千メートルの高地の景色を楽しみます。あるいは、パラボラアンテナ設置工事が暗くなるまでかかってしまった場合、終了後に帰りながら5千メートル高地の満天の星空や夜の景色を楽しむこともあります。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO またパラボラアンテナの点検や修理作業に行った時などにも、同様なことはあります。 さらに日本からの取材班などが来たときには、チリの方の運転はあらいので日本人にドライバーや案内をお願いされる事もしばしば有りました。 5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO こんな経験って中々出来ないですよね。本当に良い経験をさせて頂きました。 5千メートルの高地は、他の惑星のような赤茶けた大地と宇宙基地のようなアルマ電波望遠鏡のパラボラアンテナ群の景色、本当に不思議な世界です。そんな映像をお楽

太陽フレア!

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  太陽フレアって何でしょう? それでは最初に太陽フレアって何でしょう? 太陽フレア 写真提供:NASA 太陽フレアとは太陽表面の部分的な爆発の事です。 「フレア」と言う言葉の意味は、燃え上がる炎です。 大き目の爆発が発生すると、太陽の風と書く、太陽風が地球に飛んできます。 太陽風とは、簡単に言うと電気をおびた熱いツブが飛んで来ることです。 強い太陽フレアが発生すると、たくさんの太陽風が飛んできます。 たくさんの太陽風のことを太陽嵐といいます。 それでは、太陽フレアの映像を見て頂きましょう! NASA | Magnificent Eruption in Full HD NASA Goddard 太陽フレアの映像、どうでしたか? 迫力がありましたね。 ここで、子どもさんに注意があります。 絶対に太陽は直接見ないで下さい。目を傷めてしまうからです。 太陽フレアの強弱の表し方 太陽フレアの強さは、一般的な方法として太陽から出るⅩ線の強さによって表します。 太陽フレア 写真提供:NASA 表示方法はアルファベットと数字で表します。 アルファベットは太陽フレアの弱い方から10倍毎に AからB、そして・やや活発のC、それから活発のM、更に最強がXで非常に活発です。 そしてアルファベットの後に数字をいれます。 数値は大きい程強い。 例えば、Ⅹ1、Ⅹ2、Ⅹ5.5と言うように表します。 Ⅹ2はⅩ1の2倍の太陽フレアの強さと言う意味です。 非常に活発なⅩの太陽フレアは普通はあまり発生しません。 太陽の活動は11年周期で活発になります。この太陽の活動が活発な時期にはⅩクラスの太陽フレアが発生しやすいのです。 11年周期の太陽活動 写真提供:NASA この活発な時期は太陽に黒い点である黒点が増えます。 太陽の表面は6000度ですが、黒点は4000度です。温度が低いから黒く見えるので す。 太陽の黒点 写真提供:NASA この黒点の近くから太陽フレアは発生することが多いです。 次に太陽活動が活発になるのは2025年 次に太陽活動が活発になる時期は2025年と言われています。 米NASAや世界の科学者は、 今度、太陽の活動が活発になる2025年は 100年に一度と言う凄い太陽活動になるかもしれないと予想しています。 何故かと言うと、色々な角度からのデータに、もうそれらしい兆候が出始めているから

日本、世界初のピンポイント月面着陸目指す!

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  世界初のピンポイント月面着陸、成功するか? 日本の月面着陸機スリム(写真提供:JAXA) 世界初のピンポイントで月面着陸を目指す、日本の月着陸機スリムが6月4日に種子島で報道陣に公開(^^♪! 日本の月面着陸機スリム(写真提供:JAXA) 今まで月面着陸誤差は目標地の数km~数十km、 随分、誤差があったのですね。東京駅を目標地にした場合、品川駅に着陸したり酷い場合は横浜駅なんて事もあったのですね。それでも着地成功だったんです。 それを、日本は百m以内を目指す。つまり世界初のピンポイントで月面着陸を目指すのです。 是非とも頑張って欲しいですね! 日本の月面着陸機スリム(写真提供:JAXA) 月面着陸が成功すれば世界で4番目、誤差百m以内のピンポイント着陸は世界初。 日本の月面着陸機スリムは、月探査機かぐやの映像地図を持っており、カメラで捉えた映像とを顔認識システムの技術を使って照合することで世界初のピンポイントで月面着陸を目指す(^^♪! 8月以降の打上げなので、月軌道に入るのに数ヶ月かかり、年末から多分・今度の冬季の間には着陸予定です。 スリムの着陸 (写真提供:JAXA) 月面着陸は日本三度目の正直、成功祈願☺! 月面へ着陸したスリム(写真提供:JAXA) 参考:着陸シーケンス(JAXA資料より) 月面着陸機スリムの着陸方法 次の図は 月面着陸機スリムの着陸方法。 図の通り月面着陸機スリムは、月周回軌道から15kmまで高度を下げて着陸シーケンスに入り、その後20~30分で月面にピンポイントでの着陸を目指します。 着陸シーケンス開始前 : 月周回楕円 600km × 15km  シーケンス開始前・月周回楕円軌道において、地上からSLIMの軌道・位置を決定し、SLIMに通知します。その情報をもとに、SLIMは高度15kmの地点(近月点)でメインエンジンの逆噴射(探査機進行方向とは逆方向に噴射)を開始し、着陸シーケンスに移行します。 動力降下フェーズ : 高度 15km→3.5km  着陸シーケンスのひとつ目は動力降下フェーズです。動力降下フェーズ中には、開始・終了時を含めて合計4回、約50秒間の「コースティング」期間を設け、その間はSLIMに搭載したカメラが月面搭載となるように姿勢を調整します。コースティング期間中に、カメラで月表面を撮影、その画像から自分がいる

なぜ、露がウクライナ短期侵略に失敗したか

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  ウクライナは露の想定外の三つの力を持っていた 露が昨年2月24日に、過去の隣国などへの侵攻と同様にウクライナに侵攻し、短期間侵略を目指したが失敗した! 写真提供:NASA 私は、露にとって想定外の大きな理由三つの力がウクライナにあったからだと思う。 1、ゼレンスキー大統領など有能な指導者がいた事 2、愛国心を持った国民 3、情報混乱を防ぎ防衛に役立つスターリンク衛星が使えた 宇宙からウクライナを支援すると言った通信衛星もスペースXの費用がかさむ中、米国が契約し費用を支援する事となった。 写真提供:NASA 今回のブチャ等の露の残虐行為、今までは短期間侵略の為にチェチェンやシリアなどでも同様に行われたが、今回のようには国際舞台で大問題とならなかった。 でもスターリンクを使っての市民の動画投稿などにより、またスターリンク衛星を使っての世界中の国会などでウクライナ・ゼレンスキー大統領のオンライン演説実現により、露軍の国際法を無視した行為が世界に知らされる事となった! 勿論、露は大打撃を受け力を失っていく事でしょう。 しかし、国民参加の政治システムである民主主義を望まない中国や北朝鮮などの専制国家の支援により、露が復活すると第二第三の露が誕生しアジアや世界中が大変なことになる。

私の宇宙講演会は約五百回・開催

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  宇宙講演会、数十年かけ500回近くの開催 私の宇宙講演会は数十年かけ500回近く開催しました(^^♪! 私の宇宙講演会の様子 20才代~40才代までは超多忙な国際プロジェクトに多く携わっており年に数回、 私の宇宙講演会の様子 50才代は少し余裕ができ多くの国際プロジェクト経験を積み重ね、 私の宇宙講演会の様子 満を持して本格的に宇宙講演会スタート! 私の宇宙講演会の様子 山梨県内を中心に県内外プラス数回の海外開催で到達☺! 私の宇宙講演会の様子 全校児童10人ほどの小学校から数千人の大規模な宇宙講演会まで、 私の宇宙講演会の様子 年齢も保育園から敬老会までと全て。 私の宇宙講演会の様子 写真は百回分ほど☺。 私の宇宙講演会の様子 70才代半ばなので、体調をくずさないように、 私の宇宙講演会の様子 今後はノンビリがんばります(笑)! 私の宇宙講演会の様子 私の宇宙講演会の様子