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2月, 2023の投稿を表示しています

今、西の空に金星と木星が大接近(^^♪!

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  一番星・金星に二番星・木星が大接近! 金星(下)と木星(上)が接近 撮影:著者 今、日の入り後の西の空に明るい一番星が輝いています。 下の写真の真ん中くらいに二つの星があります。下の星が金星、上が木星です。 金星と木星 撮影:著者 今の一番星は金星です。日の入りから30分後のまだ明るい空でも、約マイナス4等と言う明るい金星は一目でわかります。 金星の近くに二番星が直ぐに見えるようになるでしょう。これがマイナス2等と明るい木星です。 この金星と木星は3月2日に一番近づきます。その後、徐々に離れます。 金星と木星の接近を楽しむのは、2月27日から3月5日ごろが良いと思います。上の写真は2月26日に撮影したものです。 2月27日~3月5日の金星と木星の接近 資料提供:NAOJ 3月2日の金星と木星の接近 資料提供:NAOJ それから木星とほとんど同じ明るさのシリウスが東の空に輝いて出てきます。 木星とシリウスが見えてから、少し時間が経つと シリウスの右側にオリオン座が見えだします。 シリウスは金星とか木星などの惑星や月を除くと、夜空で一番明るい星です。 オリオン座が見えるころになると、夜空全体に豪華絢爛な冬の星座が登場してきます。 一番星・金星と二番星・木星探しの後は、夜空いっぱいに手を広げて、満天の冬の星空を楽しんで下さい。 私が子どもの頃には、近所の子ども達や家族で、誰が一番星を早く見つける事ができるか、競争したものです。 金星と木星の接近 撮影:著者 皆さんも楽しんでみたらどうでしょうか? ぜひ、ご家族で又はお友達と今の一番星・金星と二番星・木星の接近を楽しんで下さい。 但し、寒いので温かい服装で!

ジェームズウェブ!2022年7月から2023年2月迄part1~8まで30枚一挙大公開

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<part8>2023-2-26投稿 JWSTが 地球と同サイズの系外惑星を発見 ! ジェームズウェブ宇宙望遠鏡で初めて、地球と同サイズの太陽系外惑星を発見。 観測したのは地球から約41光年の岩石質で直径も地球と同じくらいの惑星LHS475b。公転は約2日。 系外惑星LHS475bのイメージ 写真提供:NASA/ESA/CSA 写真提供:NASA/ESA/CSA JWSTが ビッグバンから5億年後領域に、説明不可能な大質量銀河6つ発見 ! ジェームズウェブ宇宙望遠鏡がビッグバンから5億年後の領域に大質量銀河6つ発見!現在の宇宙論では、小さな赤ちゃん銀河のはず。 天の川銀河クラスの銀河の存在は説明不可能! 今回の発見を確認するために、たくさんの観測やデータ取りが行われることでしょう。それらを基に、宇宙がどのように生まれたかについての我々の理解を根本的に変える必要があるかもしれません。 この内容は、2023年2月22日付の科学誌『Nature』に掲載。さて、どうなる事でしょう? 写真提供:NASA / ESA / CSA / I. Labbe            写真提供:NASA / ESA / CSA / I. Labbe 小隕石がジェームズ・ウェッブ望遠鏡に衝突 ! 昨年5月にジェームズウェブ宇宙望遠鏡に小隕石が衝突したとNASAの発表があり。小隕石が衝突したのは、次の写真の右側写真で右下の白い部分。 5月22日から24日の間に、少なくても19個の小隕石が衝突した。 写真提供:NASA/STScI この傷は修復不可能であるが、望遠鏡面積の一部なので残りのミラーセグメント調整で観測は出来る。 JWSTは地球から150万㎞の距離である重力の安定したラグランジュポイント軌道を周回している。 地球の周りである近傍宇宙に比べて重力的には安定、また地球からの光や電波の影響は受けないものの、小隕石の衝突の可能性は高い。軌道上にはソフトボールサイズのものが数万あり、又それより小さいものは数百万個あり、監視するのは不可能。 これから20年間使用予定なので、小隕石の衝突が心配である。 ジェームズウェブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡との距離比較 ! HUBBLE VS WEBB  写真提供:NASA JWSTが 塵とガスの複雑な棒渦巻銀河NGC 1433を捉えた ! ジェームズウェブ

昨日、強い太陽フレアが発生!

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2023年2月19日 に、強い太陽フレアが発生! 写真提供:NASA 日本時間の昨日早朝(2/19の午前5時頃)に強い太陽フレアが発生!太陽を監視しているNASAのソーラーダイナミクス天文台が発表。 映像提供:NASA 強度X2.2、強度は弱い方からABCMそして最強がX。数値は大きいほど強い。 太陽フレアは、無線通信、電力網、ナビゲーション信号に影響を与え、宇宙船や宇宙飛行士にリスクをもたらす可能性があります。 2003年10~11月にX8.3・X10・X17.2・X28と言う強いフレアが連続発生している。 この時に、小惑星探査機「はやぶさ」初号機の太陽電池パネルの一部が破壊され、小惑星イトカワへの到着が遅れた。 写真提供:NOAA 詳細を知りたい方はNOAAの宇宙天気予報センター㏋を確認下さい! https://spaceweather.gov Homepage | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center spaceweather.gov

H3ロケット初号機の打上げ、温かく見守って!

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夢が大きければ大きいほど、魔物は増える!   国際宇宙ステーションから撮影 写真提供:NASA 科学技術で夢を叶えようとすると、大きければ大きいほど魔物が増え大きな壁となる。 H3ロケット初号機の打上げ 写真提供:JAXA だからエンジニアや関係者は大変な苦労するが、周りの応援者の声援で乗り切るケースが多い。 H3ロケット 写真提供:JAXA そんな時に必ず、日本技術の神話は崩れるとか失敗とか騒ぐ者がいる。H-ⅡA・はやぶさ・スパコン然り。この言葉には、正直・悪意を感じます。 元エンジニアと言う立場から、一言いいたい 日本は資源のない国なので、サムライの時代から建築・織物・料理などなどで技術や職人を大切にしてきた。そんな長い年月をかけて培ってきた姿勢が、戦争で焼け野原となった国がお金も設備も無い中を世界で4番目に人工衛星を打ち上げたり、車・造船・電気製品などの技術で世界の舞台に立ち輝き、一丸となって驚くような高度成長を成し遂げたのです。 大きなチャレンジには大きな壁が立ち向かってくる、驚くようなチャレンジングなミッションに技術力で勝負しようとしているH3ロケット初号機の打ち上げ、温かく見守ってあげようではありませんか!

H3ロケットは異常検知のため打ち上げ中止、3月10日までの打ち上げ目指す!

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H3ロケット、 3月10日までの打ち上げ目指す! H3ロケット 写真提供:JAXA 世界中が注目するなか種子島宇宙センターでの、2月17日のH3ロケットの打ち上げはメインエンジン着火後に異常信号を検知した為、補助ブースターへの着火信号を送らず自動停止させた。 種子島宇宙センター 写真提供:JAXA 原因究明と点検後に予備期間である3月10日までの打上げを目指す! 発射シーケンス資料 自動停止し打ち上げてないので、機体や搭載していた衛星が損傷することなく、次に打ち上げられる機体が安全な状態で残っており、特にメインエンジンLE-9と補助ブースターSRB-3は正常なために、打ち上げ予備期間までに打ち上げることは可能だと思います。 H3ロケット 写真提供:JAXA 北海道大樹町のベンチャー企業インターステラテクノロジズの稲川貴大社長は「SRBに着火しないというのは失敗と捉えられがちだが、ロケットとしては異常系の確認ができた。打ち上げ直前に安全側に倒れられたというのは、適切な判断ができる良いロケットだということだと思う。」と今回の打ち上げにたいしてコメントしています。 とにかく、途轍もなく凄い技術力でここまで来たのです。世界中が期待し成功を願っている日本のH3ロケット、応援しましょう、頑張れH3~!

日本期待のH3ロケット、明日(2/17)打上げ!

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明日、日本技術の粋を集めたH3ロケットの打ち上げ! 日本のH3ロケット打ち上げは種子島宇宙センターから、いよいよ明日(2/17)10:37からです! H3ロケット 写真提供:JAXA 今、ロケット打上げシェアトップのスペースⅩ社の打上げ費用約70億円、これは再利用ロケットの開発で実現した。 対抗馬の日本のH-ⅡAは、世界トップクラスの高成功率だが100億円と高価のために打ち上げ依頼が少なかった。 H3ロケット 写真提供:JAXA 勝負にならんと、部品数を減らし、更に電子部品の9割を自動車部品使用や3Dプリンターを使っての部品製造、エンジニアによっての点検も自動点検を増やし、しかも大型化(H-ⅡAロケットは長さ53m、H3ロケットは最大で63m、直径も1m以上大きい)で1.3倍の積載量等々、日本技術の粋を集め低価格と高品質をここまでやるかと進めたH3ロケットの登場😊! 今回開発された期待のLE-9エンジンは、第一弾ロケットに使用されます。 LE-9エンジン 写真提供:JAXA さらに、打ち上げ用の衛星の重量に合わせて、サイドの補助ロケットを4本まで増やす予定、またロケット先端のフェアリングのサイズも衛星に合わせて大小2サイズがあります。 フルモデルチェンジした国産液体燃料ロケットの打ち上げは30年ぶりです。 目標としては、年間6回の打ち上げを目指しています。 低価格化や打ち上げ能力をアップすることによって、世界の衛星打ち上げシェア獲得を目標としています。 地球観測衛星「だいち3号」 写真提供:JAXA 今回の初号機には地球観測衛星「だいち3号」が搭載されます。「だいち3号」は、防災・災害対策用です、1回の通過で幅70㎞・長さ4000㎞の範囲全域を地上分解能80㎝と言う驚異的な性能です。 既に、H3ロケット初号機以降の打ち上げ計画も予定されています。         火星衛星探査計画(MMX) 写真提供:JAXA 火星衛星探査計画(MMX)、月の南極に探査機を送る計画等々。それから欧米各国と進めている月や火星を目指すアルテミス計画では月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」に荷物を運ぶための宇宙船打ち上げなどなど、目白押しのスケジュールです。 月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」 写真提供:NASA 今後の日本技術の宇宙での活躍もかかっているH3ロケット初号機の打上げ