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3月, 2023の投稿を表示しています

日本のため世界のために頑張っているH3ロケット、みんなで応援しようではありませんか!

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かつてないチャレンジングな姿勢に声援を送ろう! H3ロケット 写真提供:JAXA どうしても税金を使用している国家機関であるJAXAなどはメディアや国民の声を気にしすぎて安全な道を選びがちであるのが一般的。私たちの時代より、今のエンジニアの皆さんは特にそんな感じがします。 この開発の実験や研究の先に、驚くような発見や成果がありそうだと分かっても、失敗の可能性があると、推し進めようと言う勇気が出ないのだ。 写真提供:NASA 私たちの時代なら、このような場面に出あった時、エンジニア魂とか研究者魂・職人魂などの力により目指すものに向って進めたのです。 特に日本と言う国は資源がないので、サムライの時代から建築・織物・料理などにおいても技術や職人を大切にしてきた。そんな長い年月をかけて培ってきた姿勢が、戦争で焼け野原となった国がお金も設備も無い中を世界で4番目に人工衛星を打ち上げたり、自動車・造船・電気製品などの技術で世界の舞台に立ち輝き、一丸となって世界が驚くような高度成長を成し遂げたのです。 さらに今では日本料理や日本酒・ワイン・ビールなど飲食関係の技術においても、その技術は世界から評価され、もてはやされています。 写真提供:NASA それが何故、特に科学技術関係において、大きな夢や目標への挑戦姿勢が徐々にではありますが、落ちてきているのでしょうか?私は一部のメディアの報道にあると思います。 今回のように上手くいかなかった場合、そんな時に必ず、日本技術の神話は崩れるとか失敗とか、いくらいくらの金額が飛んだとか、日本の宇宙産業スケジュールに支障を与えるとか騒ぐ者がいる。H-ⅡA・はやぶさ・スパコン然り、国民を費用のかかる科学技術に反対する方向に誘導する記事が多く出回るからです。 勿論、正確な内容を国民に伝える姿勢は良いと思います。でも、日本の子ども達や若者のためにも科学技術を推し進めるようなと言うか、日本の国益を考えての報道姿勢が大切だと思います。 2月17日の打ち上げ延期の時の、悪意を持っての「失敗」発言記者とか、後日の「日本技術の神話崩れる」等々の誘導記事が少なからずとも影響していると思うのです。 写真提供:NASA 今、ロケット打上げシェアトップのスペースⅩ社の打上げ費用は65億円から70億円と言われています。これは再利用ロケットの開発や新規開発技術費用削減などなど

H3ロケットの打ち上げ時のトラブル内容を特定、3月6日を延期し7日に打ち上げ目指す!

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  2月17日のH3ロケット打ち上げトラブル内容を特定!対応後、3月7日打ち上げ目指す! 世界中が注目するなか種子島宇宙センターでの、2月17日のH3ロケットの打ち上げはメインエンジンLE-9着火後に異常信号を検知した為、補助ブースターSRB-3への着火信号を送らず自動停止させた。 H3ロケット 写真提供:JAXA 約2週間の詳細な調査を行った結果:ロケット打ち上げ時の前に、ロケットと地上設備の切り離しを行う。この時の電位変動がロケットメインエンジン制御部への電力供給を数秒間途絶えたために起きた。 H3ロケット 写真提供:JAXA もっと分かりやすく言うと、ロケットと地上設備の電気ケーブルと通信ケーブルを同時に切り離す時のノイズが異常信号となり自動停止となった。 なので、切り離しを同時ではなく段階的に行ったり、切り離しで発生するノイズが小さくなるようにプログラムを変更しました。 ノイズが小さいと誤作動が起きないことは確認済。但し、対応策の最終確認はロケットを発射場にセットしてからでないと確認できないために、打上げ前日に行う。問題なければ打ち上げを実施する。 ロケット打ち上げ予定は、3月6日の午前10時37分~44分ごろと予定していたが、悪天候となりそうなので、3月7日の午前10時37〜44分に延期するとJAXAが発表した。 打ち上げ予備期間は3月10日迄である。また打ち上げ当日にロケット打ち上げを行うかは、天候状況を確認し再度判断する予定である。 H3ロケット 写真提供:JAXA

NASA小惑星衝突実験DARTの結果を科学雑誌ネイチャーに発表:将来地球を守る技術になりうる!

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 小惑星衝突実験DARTとは? NASAは小惑星が地球に衝突する将来的なリスクに備え、宇宙機を衝突させて小惑星の軌道変更を実験するミッションDART(Double Asteroid Redirection Test:ダート)を実施。 ミッションDART 写真提供:NASA 小惑星への衝突衛星DARTは、2021年11月24日にヴァンデンバーグ空軍基地からファルコン9ロケットで打ち上げられ、翌年の2022年9月26日23時16分 (UTC)にターゲットである二重小惑星の衛星ディモルフォスへの衝突に成功した。 小惑星衝突実験DARTミッションの結果 NASA小惑星衝突実験DARTの結果を科学雑誌ネイチャーに発表した。 結果は将来地球を守る技術になるうる。 DARTの衝突までの最後の5.5分間のタイムラプス動画 動画提供:NASA 去年9月、地球から1100万㎞離れた、直径160ⅿの小惑星に、重さ570kgの探査機を衝突させ軌道を変えられるかの確認実験。 衝突する直前に撮影されたディモルフォスの表面 写真提供:NASA 小惑星の中心に衝突し周回時間33分短縮、予想外の変化を確認した! さらにハッブル宇宙望遠鏡が動画撮影しました。 小惑星の脅威 将来、地球に衝突し重大な災害となる可能性がある地球近傍天体、140ⅿ以上のものが2万5000個存在。 小惑星帯 写真提供:public domain NASAは2016年にPDCO(Planetary Defense Coordination Office、地球防衛調整局)を新設、小惑星の観測と脅威評価や対策を進めている。 そのプログラムのひとつのDARTは、宇宙機を小惑星に衝突させてその軌道変更が可能であることを実証する史上初のミッション。