僕は宇宙に恋してる
僕は宇宙に恋してる ~宇宙のシャワー~ 子どもの頃から、僕は宇宙が大好きだった。 夜空を見上げれば、そこにはたくさんの星が輝いている。 あの星はどんな世界なんだろう。 あの星にも地球のような星があるのだろうか。 宇宙の果てには、いったい何があるんだろう。 そんなことを考え始めると、次から次へと想像が広がっていった。 テレビやラジオから聞こえてくる宇宙の話にも夢中になった。 科学館で科学者の話を聞けば、それまで知らなかった宇宙の世界が一気に広がった。 そして、僕が一番好きだったのは、夜、布団に入ってからだった。 布団の中で目を閉じる。 すると、昼間に聞いた宇宙の話や、テレビで見た星の世界が、頭の中に次々と浮かんでくる。 青く輝く地球を宇宙から眺めている自分。 月面に立っている自分。 火星でロボットを動かしながら基地をつくっている自分。 ロケットに乗って、銀河の彼方へ旅をしている自分。 もしかすると、遠い星にはエイリアンがいるかもしれない。 ブラックホールの近くまで行ったら、いったいどんな景色が見えるのだろう。 そんなことを考えていると、もうワクワクして眠れない。 もちろん、本当に宇宙へ行っていたわけではない。 それでも僕の頭の中では、毎晩のように宇宙旅行が始まっていた。 僕はこの時間が大好きだった。 宇宙のことを考えていると、まるで宇宙から星や銀河、ロケットや未来の世界が降り注いでくるような感覚になる。 僕はそれを、心の中で**「宇宙のシャワー」**と呼んでいた。 布団の中で宇宙のシャワーを浴びながら、未来の世界を想像する。 それは僕にとって、とても幸せな時間だった。 そして、子どもの頃の僕には、もう一つ楽しみがあった。 それは「初夢」だ。 一年の最初に見る夢なら、やっぱり宇宙の夢がいい。 地球を飛び出して、月へ行く。 火星へ行く。 ロケットに乗って、もっと遠くへ行く。 そんな宇宙の夢を見たいと思っていた。 だから僕の初夢は、いつも宇宙のシャワーだった。 ……と言いたいところだが、実際には夢の内容を全部覚えているわけではない。 それでも、眠る前には必ず宇宙のことを考えていた。 「今年はどんな宇宙へ行こうかな」 そんなことを考えながら眠りにつく。 子どもの僕にとって、それだけで十分に楽しかった。 振り返ってみると、あの頃の「宇宙に恋する気持ち」が、その後の人生...