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満天の星を見て生まれた三つの曲

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  満天の星を見て生まれた三つの曲 ― 時間が教えてくれた宇宙の感じ方 ― 南米・チリ共和国のアタカマ高地。 標高およそ5,000メートル。 そこには、私がこれまでの人生で見たことのない、 圧倒的な 満天の星空 が広がっていました。 空いっぱいに広がる星。 あまりにも多すぎて、 まるで 星が襲いかかってくるような感覚 でした。 その体験から、私は三つの曲を制作しました。 ぜひこの三曲を、 聴き比べてみてほしい と思います。 第一の曲 「襲いかかる満天の星」 アタカマで最初に星空を見た瞬間。 あまりの星の多さ、 あまりの宇宙の広がりに、 身体じゅうが燃え上がるような衝撃を受けました。 まさに、 宇宙が一気に迫ってくるような感覚。 その圧倒的な感動を、そのまま音楽にしたのがこの曲です。 第二の曲 「砂漠のただ中 宇宙に溶けた夜」 しばらく時間が経つと、 最初の衝撃は少し落ち着き、 私は静かに星空を楽しめるようになりました。 冷たい高地の空気。 静まりかえる砂漠。 その中で私は、 宇宙の中に溶けていくような感覚 を味わいました。 この曲は、そんな 静かな宇宙との時間 を表現しています。 第三の曲 「宇宙に会える場所」 さらに数か月以上が経ち、 あの体験は「思い出」として心に残りました。 最初の衝撃を思い出しながら、 同じ星空を少し遠くから眺めるような気持ちで、 俯瞰して作詞をした曲です。 あの場所は、 まさしく―― 宇宙に会える場所。 そう感じながら制作しました。 時間が教えてくれること この三曲は、 同じ満天の星空をテーマにしています。 しかし、 感じ方は時間によって大きく変わりました。 最初は激しい衝撃 次に落ち着いた感動 最後に俯瞰した視点 これは、実は私たちの日常にも 同じことが言えるのではないでしょうか。 子どもとの関係。 友人関係。 恋人や夫婦の関係。 仕事やアイデアづくり、 そして音楽や絵画などの作品づくり。 一瞬の激しい感情の中では、 物事がよく見えないことがあります。 しかし、 少し時間を置くことで、 人は冷静さを取り戻します。 さらに時間が経つと、 物事を 俯瞰して見ること ができるようになります...

「Milky Way Goodwill Ambassador」― 天の川親善大使という応援歌

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「Milky Way Goodwill Ambassador」― 天の川親善大使という応援歌 最近、多くの方々から 新曲 「Milky Way Goodwill Ambassador(天の川親善大使)」 について 嬉しい感想をいただいています。 「とても素敵な曲ですね」 「宇宙の広がりを感じる」 そんな声を聞くたびに、制作した側として本当に嬉しく思っています。 少し手前みそになるかもしれませんが、 この曲は制作のスタートから、ほぼイメージ通りの仕上がりになりました。 特に歌ってくれている女性ボーカルの声は、 宇宙の広がりや優しさを感じさせるもので、 私自身とても気に入っています。 最近では、番組の中で 「この曲を作ろうと思ったきっかけをぜひ話してほしい」 と言われることも増えてきました。 さらに、宇宙の話をするときのBGMとして使いたい、 番組の紹介や出演予告でも流したい、 そんなありがたいお話までいただいています。 特に海外の宇宙ファンには人気が出そうだ、 という声もあります。 確かに英語の歌ではありますが、 日本人にも自然に受け入れられる曲に 仕上がったように感じています。 この曲を作ろうと思った理由 多くの方から 「どうしてこの曲を作ったのですか?」 と聞かれます。 そのとき、自然に出てくる言葉があります。 今、人類が作った宇宙船の中で、 誰も行ったことのない宇宙空間へ向かって進んでいる探査機 があります。 それが Voyager 1 Voyager 2 Pioneer 10 Pioneer 11 New Horizons この 5機の宇宙船 です。 彼らは、人類の代表として まだ誰も到達したことのない宇宙へ向かい、 静かに旅を続けています。 私はふと思いました。 こんな重要な任務を担っている宇宙船たちの 応援歌を、私はまだ聞いたことがない。 これは、自然に応援したくなる 壮大な物語ではないだろうか、と。 私なりの応援の形 私はこれまで、講演会やテレビ、ラジオなどを通して 宇宙の魅力や探査機の活躍を紹介してきました。 しかし、それでも 「まだまだ応援が足りないのではないか」 そんな気持ちもありました。 それならば—— 歌という形で応...

英語歌詞 「Milky Way Goodwill Ambassador(天の川親善大使)」 を公開

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  新曲 「Milky Way Goodwill Ambassador(天の川親善大使)」 を公開しました。 この曲は、人類が宇宙へ送り出した探査機たちを **「天の川親善大使」**と見立てて作った作品です。 1970年代、人類は宇宙に向けて初めてのメッセージを送りました。 それが、探査機 Pioneer 10 と Pioneer 11 に搭載された Pioneer Plaque です。 さらにその後、 Voyager 1 と Voyager 2 には 地球の音や音楽、言葉を収録した Voyager Golden Record が搭載されました。 そして現在も、これらの探査機は 太陽系を飛び出し、星と星の間の宇宙を旅しています。 まさに人類の夢を運ぶ **「銀河への使者」**と言える存在です。 今回、この曲では 英語にも挑戦 しました。 理由はシンプルです。 宇宙は世界中の人々が共有するテーマだからです。 国や言葉を超えて、多くの方にこの曲を聴いていただきたいと思いました。 もし遠い未来、 どこかの星の文明がこのメッセージを見つけたら—— 人類はこんな夢を持っていた、 そんな証として届いてほしいと思っています。 ぜひお聴きください。 YouTube動画はこちらから 歌詞は次の通りです ・・・・・・・・・・ 「Milky Way Goodwill Ambassador 天の川親善大使」 [Verse 1] Two Pioneers, two Voyagers And New Horizons too Five brave explorers we have sent As goodwill ambassadors to you Carrying pieces of Earth And messages from the heart To unknown friends among the stars On this journey we embark [Chorus] Milky Way Goodwill Ambassador — soar to distant skies! Milky Way Goodwill Ambassador — fly across the galaxy high! Humanit...

初めて英語の宇宙の曲に挑戦しました

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  初めての英語曲に挑戦 宇宙の歌「A Drop of Light」 私はこれまで、宇宙をテーマにした講演活動や音楽づくりを続けてきました。 宇宙の話をすると、多くの方がこう言います。 「宇宙の話って難しいですね。」 でも私は、いつもこう思っています。 宇宙は本当は、とてもロマンに満ちた美しい物語だ と。 約138億年前、宇宙は想像もできないほど小さな状態から始まりました。 そして「インフレーション」と呼ばれる急激な膨張が起こり、 その後、莫大なエネルギーが光と物質へと変わる出来事―― ビッグバン が起こります。 そこから長い時間をかけて星が生まれ、銀河が生まれ、 そして地球が生まれ、私たちの命が誕生しました。 つまり、私たちは皆 宇宙の歴史の中で生まれた存在 なのです。 星をつくる物質と、私たちの体をつくる物質は同じです。 言い換えれば、私たちは 「宇宙の光のひとしずく」 なのかもしれません。 そんな思いを込めて制作したのが、今回の曲 **「A Drop of Light(ひかりのひとしずく)」**です。 今回は初めて、 英語の歌詞にも挑戦しました。 宇宙は国境のない世界です。 夜空を見上げれば、世界中の人が同じ宇宙を見ています。 だからこそ、この宇宙の物語を 世界の多くの皆さんにも聴いてもらえたら嬉しいと思い、 英語の歌として制作しました。 この歌では、 ・宇宙誕生の瞬間 ・インフレーション ・ビッグバン ・星と銀河の誕生 ・そして私たちの存在 そんな壮大な宇宙の物語を、音楽で表現しています。 もし夜空を見上げる機会があったら、思い出してみてください。 私たちは皆、遠い昔 宇宙の中で生まれた光のかけらです。 そして今も、この宇宙の中で生きています。 ぜひ、多くの皆さんにこの宇宙の歌を聴いていただけたら嬉しいです。 A Drop of Light(ひかりのひとしずく)

新曲 「砂漠のただ中 宇宙に溶けた夜」

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新曲「砂漠のただ中 宇宙に溶けた夜」を公開しました 新曲 「砂漠のただ中 宇宙に溶けた夜」 が完成しました。 この曲は、 砂漠で星空を見上げたときの体験をイメージして作りました。 もし街の灯りがまったくない場所で エンジンを止めて空を見上げたらどうなるでしょう。 そこには、想像を超える星空があります。 天の川が空を横切り、 無数の星が静かに輝き、 宇宙の奥行きが目の前に広がります。 そんな光景を見ていると、 人は不思議な感覚になります。 自分と宇宙の境界が消えていくような、 宇宙の中に溶けていくような感覚です。 この曲では、 その 静かな宇宙体験 を音楽で表現しました。 夜の静けさ、 満天の星、 そして宇宙とのつながり。 そんなイメージを感じながら聴いていただけたら嬉しいです。 ぜひお聴きください。 YouTube動画はこちらから

【マンスリーレポート】エンジニアめせん 2026年2月まとめ|

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  世界5カ国から熱い応援をありがとう! 皆さん、こんにちは! ブログ「エンジニアめせん」管理人の宮川 広( @spaceclass )です。 早いもので2026年も2ヶ月が過ぎました。今月もたくさんの記事をアップし、世界中の方々に読んでいただけて本当に感謝しています。 まずは恒例の 読者ランキングTOP5 をお知らせします! 今月は順位が大きく入れ替わり、新たな顔ぶれが登場しました 1位:日本(いつも支えてくれてありがとう!母国勢が1位奪還!) 2位:アメリカ 3位:ドイツ 4位:シンガポール 5位:フィンランド 特にフィンランドからのアクセスが急増していて驚きました!北欧の皆さん、宇宙や技術への興味が深いんですね。世界中どこにいても、同じ夢を見ている仲間がいると思うと、胸が熱くなります。 そんな2月の人気記事ベスト6はこちらです(アクセス順): 【希望の星】日系米国人NASA宇宙飛行士候補、クボ・ユリさんの壮大な夢と挑戦 →日系の方がNASAの夢を追う姿に、多くの人が勇気をもらったようです。 新曲「星空サーフィン!」歌詞紹介 →宇宙をイメージした爽快な曲。夜空を見上げながら聴きたくなりますね! アルテミスII:月への帰還が近づく! →人類が再び月を目指す歴史的ミッション。ワクワクが止まりません。 人類、デジタル世界に完全移住する日が来る? 人生を全力で駆け抜けるための「リフレッシュ術」と「視野を広げる努力」 宇宙テレビ番組「宇宙人、届け地球からのメッセージ!」 最近はAIの進化が目覚ましく、毎日のように新しいニュースが入ってきます。この波に乗り遅れないよう、これからも宇宙・技術・人生をテーマに、楽しくて少し刺激的な記事をどんどん書いていきます! 読者の皆さん、五強国の皆さん、そしてまだ見ぬ世界のどこかにいる仲間たち、これからも一緒に未来を描いていきましょう。 いつも応援ありがとうございます!次回の更新もお楽しみに

新曲「一番星さがし~小さな宇宙~」

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「一番星さがし~小さな宇宙~」制作背景  一番星を探した夜のこと 「一番星さがし ~小さな宇宙~」は、 家族で夜空を見上げていた記憶から生まれました。 夕焼けが消え、少しずつ暗くなる空。 誰が最初に見つけるか、息を止めて探す時間。 あの瞬間の静けさと、 見つけたときの小さな歓声。 何気ないけれど、確かに心に残っている風景です。 この曲は、 失ったものを嘆く歌ではなく、 「今もつながっている」という感覚を大切にしました。 一番星は、 遠くにあるのに、どこか近い。 そんな存在を音にしたいと思いました。 歌詞への想い 名前を呼ぶということ 歌詞の中で、星に名前が出てきます。 星の名前を呼ぶことは、 誰かの名前を呼ぶことと似ている気がします。 呼ぶたびに、その人が少し近くなる。 たとえ姿が見えなくても、 同じ空の下にいると感じられる。 この曲は、 「忘れない」という強い言葉ではなく、 「見上げるたびに思い出す」 そんなやわらかな感覚を大切にしました。 家族で歌うということ ひとりでも、みんなでも この曲は、 派手なアレンジではありません。 アコースティックギターを中心に、 そっと寄り添う音だけを重ねました。 理由はひとつ。 家族で一緒に歌える曲にしたかったからです。 リビングでも、 小さなライブ会場でも。 誰かがハモってくれたら、 それだけで完成するような曲。 そんな歌になっていたら嬉しいです。 リリースに寄せて 小さな宇宙 夜空を見上げると、 自分がとても小さく感じます。 でも同時に、 誰かと同じ星を見ていると思うと、 世界は不思議と近くなる。 一人ひとりが、 それぞれの記憶を持ち、 それぞれの時間を紡いでいる。 それはきっと、 小さな宇宙。 「一番星さがし ~小さな宇宙~」が、 あなたの大切な記憶にそっと触れられますように。