宇宙の端は、なぜ見えないの?
宇宙の端は、なぜ見えないの? 宇宙は、いつ生まれたのでしょうか。 今の科学では、 宇宙は約138億年前に生まれた と考えられています。 とても長い時間ですよね。 宇宙を見るということは、過去を見ること ここで、ひとつ想像してみてください。 宇宙が生まれたときに、 同時に一つの星が生まれて、光を出したとします。 その光が、 長い長い旅をして、 今ちょうど地球に届いた としたらどうでしょう。 私たちが望遠鏡で見ているその星は、 今の姿ではありません。 それは、 138億年前の、その星の姿 なのです。 宇宙では、 「遠くを見る」ことは、 「昔を見る」ことなのです。 でも、その星は今どこにいるの? では、その星は、今も同じ場所にいるのでしょうか。 実は、そうではありません。 宇宙は、生まれてから今まで、 ずっと広がり続けてきました。 星と星の間、 銀河と銀河の間、 空間そのものが、引きのばされるように広がっています。 そのため、 私たちが138億年前の姿を見ているその星は、 今では、とてもとても遠く にあります。 なぜ「今の姿」は見えないの? ここで、こんな疑問がわいてきます。 「じゃあ、その星の“今の姿”は見えないの?」 答えは、 残念ながら、見ることはできません。 でも、それは 「光が遅いから」ではありません。 光は、宇宙でいちばん速いスピードで進みます。 それでも見えない理由は、 宇宙の広がりが、あまりにも速いから です。 光がこちらに向かって進んでいても、 その間に 空間そのものが、どんどん引きのばされてしまう のです。 まるで、 走っている歩道の上を逆向きに歩くようなものです。 どれだけ進もうとしても、 前に進めなくなってしまいます。 見える宇宙と、見えない宇宙 このため、私たちには、 見ることができる宇宙 どうしても見ることができない宇宙 があります。 見える宇宙は、 宇宙のはじまりから届いた光でできた世界 です。 でも、それよりも遠くにある世界の光は、 今の私たちには届きません。 まとめ つまり、 今の私たちには、 宇宙のはじまりより遠くの世界を見ることはできません。 私たちが見ている宇宙は、 すべて ...