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宇宙のシャワー「アルマ電波望遠鏡part1」「ロケット」「オーロラ!」

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 宇宙のシャワーを浴びて下さい! クルー7のメンバー4人 写真提供:NASA 宇宙関係に関心のない皆さんにも分かるように専門用語は極力避けて編集してあります。 シニアの皆さん知識を身につけ、お孫さんや近所の子供さんに教えてあげて下さい。 お父さん・お母さん宇宙を覚えて、子供さんに教えてあげて下さい! 小中高生の皆さん、分かりやすくお話しています、学校でお友達に話してあげて下さい! 是非とも皆さんが宇宙を身近に感じて頂ければと、私のユーチューブチャンネル「宇宙のシャワー」に投稿し、毎回このようにお知らせ致しますので、映像を楽しんでください。 今回のユーチューブ投稿紹介は3件です 「アルマ電波望遠鏡part1」 南米チリ共和国のアタカマ砂漠に、人類の最先端技術を惜しみなく注ぎ込んだアルマ電波望遠鏡が建設された。 今回は「アルマ電波望遠鏡part1」として、アルマ電波望遠鏡はどんな所にどんな規模でどのように製作されたかなどを、映像にしました楽しんでください。 「ロケット」 皆さんロケットが何をするものか分かりますね。 そうなんです、小さな人工衛星・大きな人工衛星・そして宇宙船などを宇宙に運ぶものです。そんなロケットの基本的な事、それから日本や世界のロケットが、これからどんな方向に向かって何をしようとしているのか、そんな事についてお話します。 お楽しみ下さい! 「オーロラ!」 大気の発光現象であるオーロラ!極光とも言います、北極側のオーロラを北極光、南極側のオーロラを南極光とも言う。 女神の名に由来する美しいオーロラ映像、楽しんでください! 今回の動画、どうでしたか? 今後も私のユーチューブチャンネル「宇宙のシャワー」情報をお届けします。 お楽しみに!

日本人初・月面に降りる宇宙飛行士は誰?

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日本人初・月面に降りる宇宙飛行士は誰? 昨年末に米カマラ・ハリス副大統領が2020年代のミッションで、米国以外の国の宇宙飛行士が月面に降りると発表! いよいよ、その様な時代になったかと感慨深い思いでした。これは世界でもビッグニュースとして米国の次に月に降りるのは、どこの国か大々的に報じられていました。また、フランスのマクロン大統領がNASAに対して自国の宇宙飛行士を推薦したり、韓国の尹錫悦大統領がNASAを訪れ売り込みしているなどのニュースが流れ、各国の売り込みが激化していました。 そんな中を、世界で二ヶ国目に月に降りることになったのは日本人宇宙飛行士と発表されたとき、本当に嬉しく思い、今回・契約に署名され安心しました。 米ワシントンNASAにて 写真提供:NASA 日本時間の2024年4月10日、米ワシントンで日本人宇宙飛行士が二回にわたり月面に降りる事が、NASAネルソン長官と盛山文部科学大臣が署名された。 アルテミス計画状況 日本人宇宙飛行士が月面に降りる事となったアルテミス計画は、 アルテミスⅠは2022年11月16日に打ち上げられ25日半かけて月を周回し12月11日にメキシコ湾の太平洋上に着水しました。と言うことでアルテミスⅠは成功しました。 アルテミスⅡは2025年9月に4人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げ予定です。約10日間かけて月周回飛行を行う予定です。 アルテミスⅢは2026年9月に4人の宇宙飛行士が月に向かい、その内2人の宇宙飛行士が約50年ぶりに月面に降ります。月面に降りるのは、一人は米国の女性宇宙飛行士、もう一人は有色人種も含めた米国の男性宇宙飛行士を予定している。 日本人宇宙飛行士が月面に降りるのは、いつ頃? アルテミスⅣは2028年ごろを予定しており、ここで日本人初の宇宙飛行士が月面に降りる予定。 JAXAとトヨタ自動車などが共同開発中のルナクルーザー 写真提供:JAXA 2人目の日本人宇宙飛行士が月面に降りるのは、JAXAとトヨタ自動車などが共同開発中の月面探査車ルナクルーザーの月面への納入時である2031年と予想される。 JAXAとトヨタ自動車などが共同開発中のルナクルーザー 写真提供:JAXA 月面に降りる日本人宇宙飛行士は誰? この二回の日本人宇宙飛行士の月面に降りる機会を担うのは、現役の宇宙飛行士5人と訓練中の2人、計7人の日本人宇

2020年代後半に日本人宇宙飛行士が月面に降りる

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日本人宇宙飛行士2人が月面に降りると言うビッグニュース 昨年末に米カマラ・ハリス副大統領が2020年代のミッションで、米国以外の国の宇宙飛行士が月面に降りると発表! 月面での宇宙飛行士 (写真提供:NASA) しかも、それが日本人宇宙飛行士だと知らされた時には、日本中・特に子供達は驚いたと思います。 更に世界中にビッグニュースとして報道されました! 今回は、そのビッグニュースが3ヶ月後の現在、どんな事になっているか、アルテミス計画のスケジュールなどと合わせて話したいと思います。 アルテミス計画について 米国を中心に、日本・欧州・カナダ・オーストラリアなどが参加して月面探査・月面への長期滞在、また民間にも呼びかけて月面に経済圏を誕生させようと考えています。 アルテミス計画の最終目標は、火星への有人探査です。と言う事で、各国とも地球上での準備に入っています。 月面基地 (写真提供:JAXA) アルテミス計画の各ミッションは、アルテミスⅠは2022年11月16日に無人ですがマネキンを乗せて、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、25日半かけて月を周回して12月11日にメキシコ湾の太平洋上にスプラッシュダウンしました。 と言うことで、アルテミスⅠの無人での月周回飛行は成功しました。 先ほど、メキシコ湾の太平洋上にスプラッシュダウンしました、と言いましたが、この「スプラッシュダウン」とはどんな意味かというと宇宙船が海に着水することです。 スプラッシュは「しぶき」です。海水が飛び散るしぶきです。 ダウンは「降りる」です。で、スプラッシュダウンで「着水」となります。 アルテミスⅡは、アルテミス計画では初めて宇宙飛行士を乗せて月を回ってきます。 今年年末に打ち上げ予定でしたが、2025年ですから来年ですね、9月に打ち上げ延期となりました。 このアルテミスⅡは、4人の宇宙飛行士がオリオン宇宙船に乗って月面には降りないで 約10日間かけて月を回って帰ってきます、アメリカの太平洋上にスプラッシュダウン予定です。 このアルテミスⅡでは初、初めてのことが沢山あります。 さぁ、どんなことでしょう? アルテミスⅡのメンバー4人紹介しますと、それが分かります。 アルテミスⅡのメンバー4人 (写真提供:NASA) 船長は米国NASAのレイド・ワイズマン宇宙飛行士。 パイロットはNAS

二分でわかる:地球の歴史ザックリ解説

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地球誕生から恐竜時代そして人類誕生から生活圏を地球全体に広げるまで   原始地球の想像図(資料提供:NASA) 地球は今から46億年ほど前に小さな惑星同士がぶつかりあって大きくなり誕生、最初はマグマでおおわれたような感じで、当然・生命はいなかった。 そこに大量の小さな惑星が衝突、含まれていた水が水蒸気となり地球の表面が冷え、水蒸気が雨となって降り、今から38億年前に海ができたと言われています。  原始地球に小さな惑星が衝突(資料提供:JAMSTEC) 地球の歴史の中で、一番長く生き延びたと言われているのが恐竜です。 私たち人類が地球上に誕生する前に約2億年ものあいだ地球上にいました。 でも10㎞位の小惑星が衝突し大きな津波が起きたり、チリが地球をおおってしまい、太陽の光が届かなくなり寒くなって食べ物がなくなったりして、恐竜が死に絶えてしまったといわれています。 私たち人類の祖先であるホモサピエンスは、恐竜絶滅後の今から20万年ほど前にアフリカ東部に誕生したそうです。 日本の縄文時代が、ザックリ1万年前です。ですから、日本にたどり着くまでにも随分かかっているんですね。 小さな船で海を渡り、新しい世界を目指した勇気ある者。 その後、船は大きくなったが、大航海時代には少ない情報の中を大うなばらに船を出した。 先には大きな滝があるかも、どの時代にも勇気ある冒険者がいた。 そして、気の遠くなるような長い年月をかけて、人類は地球全体に生活圏を広げた。 地球(写真提供:NASA)

世界で輝け!日本のH3ロケット

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 H3ロケットの前に、世界のロケット打ち上げ状況について まず、H3ロケットの話に入る前に、世界のロケット打ち上げ状況をお話します。 現在、人工衛星を自国の技術で打ち上げたのは、旧ソ連、アメリカ、フランス、日本、と日本は、「 日本の宇宙開発 ・ロケット開発の父 」と言われている糸川英夫さんらの頑張りにより、世界で4番目に打ち上げ成功しました。その後は中国、イギリス、インド、イスラエル、イラン長い間、この9ヶ国でしたが、2012年に北朝鮮が打ち上げ成功!その10年後の一昨年2022年に韓国が打ち上げ成功しました。 と言うことで、今紹介した11ヶ国が自前のロケット打ち上げ技術を持っていることになります。世界には200ヶ国弱の国があるのですが、約5%のこの打ち上げ成功グループに入りたくて、アメリカやロシアそれから日本などを目指そうと世界各国が頑張っているのです。 ファルコン9ロケット (写真提供:SpaceX) さらにアメリカでは国家機関のNASAではなく、イーロンマスクさん率いるスペースX社とか、アマゾン創設者のジェフペゾスさんの率いるブルーオリジン社なんかの民間会社がロケットを打ち上げている。 日本でも、たくさんの民間会社がロケット打ち上げ事業に参入しています。中でも多くの方々が知っているホリエモンロケットで有名な、北海道の大樹町の宇宙ベンチャーである インターステラテクノロジズも2019年5月にモモ3号で、日本の民間会社のロケットとして初めて打ち上げ成功しています。 MOMOロケット (写真提供:インターステラテクノロジズ) それから、最新情報としては、来月3月9日㈯午前11時に和歌山県串本町と那智勝浦町にある民間ロケット射場「スペースポート紀伊」からカイロス・ロケット初号機が打ち上げられます。 当日土曜日ですので、休みの方もいると思いますので、ユーチューブやニコニコ動画などでもライブ配信しますので、みなさん応援してください。 日本の主力ロケットH3の2号機打ち上げは大成功! ここから、本題のH3ロケットですが、昨年3月にH3初号機を打ち上げました。 メインエンジンの第一弾ロケットとサイドについている補助ロケットは問題なく、宇宙空間に飛び出し。 軌道投入用の二段目ロケットが、この二段目ロケットはH-ⅡA用ロケットと同じタイプのものですが、着火せず失敗となってしまいま

日本の月着陸機スリムが月面着陸成功!

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日本の月面着陸機が世界で五番目に成功 日本の月着陸機スリムが1月20日の午前0時から月面に降りて行き約20分後に着陸! 着陸後の月着陸機スリムからの信号などで、日本で初めて月着陸に成功したと分かりました。世界ではソ連・アメリカ・中国・インドそして日本は世界で五番目となりました。 ソラキュー(LEV-2)が撮影した月面着陸のスリム (資料提供:JAXA) ただ太陽電池パネルが上を向く予定が西を向いてしまいました。ですから西から太陽が出てくるまで、一旦回路を切断しました。 日本の月探査活動 日本の月探査活動について、おさらいしますと 月探査機「かぐや」が2007年の9月に打上げられ10月に月軌道に入りました。 「かぐや」は子衛星2個(おきな)と(おうな)を連れて、月面着陸はしないで、月の周りを回って探査しました。 この日本の月探査機「かぐや」プロジェクトは米NASAのアポロ計画以降、最大の月探査プロジェクトといわれています。 月探査機かぐや (写真提供:JAXA) この月探査機「かぐや」には、私も関わっていまして 太陽電池パネルを担当していました。 月の磁気測定も計画していましたので、 太陽電池パネルも地磁気の発生しない場所を選んで製作し、保管場所にも大変に気を使っていました。 「かぐや」は大変順調に観測を続け、NHKと協力し多くの月映像を地球に届けました。 有名な映像は月から見た満地球の出の映像です。 月探査機かぐやが撮影した満地球の出 (写真提供:JAXA) それから、月面には大きな溶岩空洞、富士山の風穴とか氷穴のもっと大規模なものも幾つか「かぐや」が発見しました。 この溶岩空洞は、将来の月面基地になるだろうと言われています。 それから「かぐや」の設計寿命は1年でしたが、頑張って1年8ヶ月観測を続け、最後は月面に衝突しました。 月探査機かぐやが撮影した満地球の入り (写真提供:JAXA) 今回、月着陸機スリムのピンポイント着陸に使用した 画像照合航法で、スリム内コンピュータに入っている基準となる 月映像は「かぐや」が撮影したものです。 日本の月着陸は二回失敗、スリムは三度目の正直 月探査機「かぐや」は大成功でしたが、 月着陸機は、今まで日本は二回失敗しています。 最初は2022年ですから一昨年の11月にNASAのSLSロケットでアルテミス計画の最初のミッションである