投稿

8月, 2026の投稿を表示しています

121の国と地域から、ありがとうございます!

イメージ
 121の国と地域から、ありがとうございます! ~世界へ広がる「エンジニアめせん」~ 今年の元旦から8月30日までに、私のブログ「エンジニアめせん」を読んでくださった国と地域が、 121 になりました。 121の国と地域――。 この数字を見て、正直なところ、私自身が一番驚いています。 日本で暮らしながら、宇宙や科学のこと、仕事のこと、テレビやラジオでお話ししたこと、宇宙講演会で伝えてきたことなどを中心に書いている私のブログを、こんなにも多くの国と地域の皆さんが読んでくださっている。 これは本当に嬉しいことです。 「エンジニアめせん」を始めたとき、まさか世界のこんなに多くの場所から読んでいただけるようになるとは、考えてもいませんでした。 特に、今回の読者数を国・地域別に見てみると、とても興味深い結果になっています。 「エンジニアめせん」読者数 BEST 10 今回の集計では、 1位 日本・アメリカ 3位 シンガポール 4位 香港 5位 メキシコ 6位 ドイツ 7位 ブラジル 8位 ベトナム 9位 インド 10位 フランス という順番になりました。 日本とアメリカが、ほとんど一緒の1位。 そしてシンガポール、香港、メキシコ、ドイツ、ブラジル、ベトナム、インド、フランス……。 こうして並べてみると、本当に世界各地の皆さんに読んでいただいているのだと実感します。 日本から発信している小さなブログが、インターネットを通して世界につながっている。 これは、今の時代だからこそできる、とても面白いことだと思います。 そして何より、読んでくださる皆さんがいるからこそ、「次は何を書こうか」と考えることができます。 これからも「宇宙」を中心に これからも「エンジニアめせん」では、私が長年関わってきた宇宙や科学の世界を中心に、いろいろな話題を定期的に発信していきたいと思っています。 日本、そして世界の宇宙開発の最新情報。 人工衛星やロケット、月や惑星、宇宙探査などの話題。 そして、私がテレビやラジオでお話ししている宇宙の話や、これまで数多くの宇宙講演会で皆さんにお伝えしてきた内容なども、できるだけ分かりやすくまとめていきたいと思っています。 宇宙の話は、専門家だけのものではありません。 子どもたちにも、大人にも、宇宙をあまり知らない人にも、 「宇宙って面白いな」 「もっと知ってみた...

僕は宇宙に恋してる

イメージ
 僕は宇宙に恋してる ~宇宙のシャワー~ 子どもの頃から、僕は宇宙が大好きだった。 夜空を見上げれば、そこにはたくさんの星が輝いている。 あの星はどんな世界なんだろう。 あの星にも地球のような星があるのだろうか。 宇宙の果てには、いったい何があるんだろう。 そんなことを考え始めると、次から次へと想像が広がっていった。 テレビやラジオから聞こえてくる宇宙の話にも夢中になった。 科学館で科学者の話を聞けば、それまで知らなかった宇宙の世界が一気に広がった。 そして、僕が一番好きだったのは、夜、布団に入ってからだった。 布団の中で目を閉じる。 すると、昼間に聞いた宇宙の話や、テレビで見た星の世界が、頭の中に次々と浮かんでくる。 青く輝く地球を宇宙から眺めている自分。 月面に立っている自分。 火星でロボットを動かしながら基地をつくっている自分。 ロケットに乗って、銀河の彼方へ旅をしている自分。 もしかすると、遠い星にはエイリアンがいるかもしれない。 ブラックホールの近くまで行ったら、いったいどんな景色が見えるのだろう。 そんなことを考えていると、もうワクワクして眠れない。 もちろん、本当に宇宙へ行っていたわけではない。 それでも僕の頭の中では、毎晩のように宇宙旅行が始まっていた。 僕はこの時間が大好きだった。 宇宙のことを考えていると、まるで宇宙から星や銀河、ロケットや未来の世界が降り注いでくるような感覚になる。 僕はそれを、心の中で**「宇宙のシャワー」**と呼んでいた。 布団の中で宇宙のシャワーを浴びながら、未来の世界を想像する。 それは僕にとって、とても幸せな時間だった。 そして、子どもの頃の僕には、もう一つ楽しみがあった。 それは「初夢」だ。 一年の最初に見る夢なら、やっぱり宇宙の夢がいい。 地球を飛び出して、月へ行く。 火星へ行く。 ロケットに乗って、もっと遠くへ行く。 そんな宇宙の夢を見たいと思っていた。 だから僕の初夢は、いつも宇宙のシャワーだった。 ……と言いたいところだが、実際には夢の内容を全部覚えているわけではない。 それでも、眠る前には必ず宇宙のことを考えていた。 「今年はどんな宇宙へ行こうかな」 そんなことを考えながら眠りにつく。 子どもの僕にとって、それだけで十分に楽しかった。 振り返ってみると、あの頃の「宇宙に恋する気持ち」が、その後の人生...

宇宙へ

イメージ
 宇宙へ ― あの日、打ち上がったのは衛星だけじゃなかった ― 「あの日のことを、今でも忘れない。」 宇宙エンジニアとして仕事をしてきた私にとって、 いくつもの出来事が記憶に残っています。 その中でも、特別な一日があります。 初めて携わったロケットの打ち上げです。 ロケットは、地上にいる私たちの手を離れ、宇宙へ向かって飛び立っていきます。 リフトオフ。 そしてマックスQを越え、 いよいよ軌道投入の瞬間。 その瞬間、管制室のみんなで、 「バンザーイ!」 と、何度も叫びました。 無事に衛星が宇宙へ送り出された。 その喜びは、言葉では簡単に表せないものでした。 衛星を直す仕事 私の仕事は、衛星の修理でした。 打ち上げ前から、宇宙で衛星が働き始めるまで。 そして、宇宙へ行った後に何かトラブルが起きれば、その対応にもあたります。 小さな異常から、大きな危機まで。 仲間とともに、一つひとつ乗り越えていきました。 宇宙エンジニアの仕事は、華やかなものばかりではありません。 地道な確認もあります。 何度も試験を繰り返すこともあります。 うまくいかなければ、原因を探し、考え、直す。 そしてまた確認する。 そんな積み重ねの先に、ロケットの打ち上げがあります。 だからこそ、軌道投入の瞬間に、 「バンザーイ!」 と叫んだときの感動は、特別なものでした。 宇宙で始まる、衛星の仕事 打ち上げが成功して終わりではありません。 ここで終わるのはロケットエンジニアの皆さんです。 そこから、衛星エンジニアの本当の仕事が始まります。 太陽の翼を広げ、そして太陽に向け電気を送り。 衛星は宇宙に出ると回転するので、スラスターを噴かして姿勢を整える。 数か月かけて、多くの機能の動作確認や不具合処理を終え、 軌道上での納品が完了する。 そこでようやく、私たちの仕事も終わります。 そして、衛星から送られてくる地球の姿を見たとき、 青く輝く地球が、 まるで生き物のように美しかった。 それは、宇宙エンジニアとして初めて知った、 リアルな宇宙の感動でした。 あの日、打ち上がったのは…… 今回、そんな記憶を一つの曲にしました。 タイトルは、 「宇宙へ」 です。 この曲を書きながら、改めて思いました。 あの日、ロケットで宇宙へ向かったのは、 衛星だけだったのだろうか。 もちろん、宇宙へ行ったのは衛星です。 でも、私...