年表の実績からみるイーロン・マスクの凄さ!
小型ロケットの打ち上げ成功から一気に急加速!
クルードラゴン宇宙船の前でイーロン・マスク(写真提供:NASA) |
イーロン・マスクの実績を年表で見ると、その凄さが一目瞭然です。
2002年:スペースX社を設立
2006年:4年後、小型ロケットの一回目打ち上げに失敗
2007年:5年後にも二回目失敗
2008年:6年後も三回目失敗
2008年:民間会社として世界初、小型ロケットの打ち上げに成功
2010年:民間会社として世界初、中型ロケットの打ち上げに成功
2012年:民間会社として世界初、無人宇宙船の飛行に成功
2015年:世界初、中型ロケットの再利用ロケット打ち上げに成功
2018年:民間会社として世界初、大型ロケットの打ち上げに成功
2020年:世界初、全自動有人宇宙船の飛行に成功
2022年:地球上ほぼ全域で世界最大の衛星インターネットサービスを開始
2024年:大型宇宙船スターシップの軌道投入に成功
このように、イーロン・マスクは人類の宇宙開発に大きく貢献しています。2000年代に入ってからのロケット、月面探査、宇宙船、宇宙旅行などの驚くべき進展は、彼の影響が大きいと言っても過言ではありません。
例えば、再利用ロケットの一例を挙げると、アメリカのNASAやヨーロッパ宇宙機関(ESA)、日本のJAXAなどの構想では、現時点の技術では難しいとされていましたが、数十年先には実現可能と考えられていました。しかし、イーロン・マスクはその予想を数十年も早めてしまいました。
船の甲板に降りた再利用ロケット(写真提供:SpaceX) |
彼は会社を設立してから6年後、民間企業として初めて小型ロケットの打ち上げに成功しました。そして、その成功からわずか7年後には、世界初の中型ロケットの再利用化を実現しました。このように、彼の革新的なアイデアと実行力が、宇宙開発のスピードを劇的に加速させました。
現在、私たちは宇宙から戻ってきたロケットが地上に垂直に着陸する映像を楽しむことができます。これは、イーロン・マスクの再利用ロケット技術のおかげです。彼の技術は、将来の月や火星、小惑星への着陸にも応用されるでしょう。
ロケットの空中キャッチ(写真提供:SpaceX) |
さらに、今年の10月には、大型宇宙船スターシップの第一弾ロケットであるスーパーヘビーロケットが宇宙からロケット発射場に戻り、長さ71メートルの巨大ロケットを発射台のハシで空中キャッチするという驚異的な技術も実現しました。この技術は、将来の地球内長距離輸送計画にも役立つでしょう。
イーロン・マスク(写真提供:NASA) |
このように、アメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパ、中国などの国家予算を使った国でも実現できないような巨大プロジェクトを、一つの会社で成し遂げたのです。しかも、どれも世界初の試みであり、最先端技術を駆使して短期間で達成。そして現在は人類の宇宙開発を引っ張っています。
私も数十回の国際プロジェクトに携わりましたが、こんな短期間でのプロジェクトは経験したことがありません。このようなペースで人類の宇宙開発を牽引してくれるイーロン・マスクの存在は、本当に頼もしい限りです。
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