おどろくほどの南米チリ共和国の長さ!

 南米チリ共和国は驚くほど細くて長~い国


チリ共和国は、南北の長さが赤道近くから、なんと南極近くまでの約4300kmの国、日本で例えるなら、一番北を東京とすると一番南はタイのバンコクぐらいまでの距離です。

チリ・アタカマ砂漠5千mの高地 写真:著者



それだけ長いチリの国土面積は日本のたった2倍です。いかに細長い国かと言うことが分かります。

チリ北部アタカマ砂漠での著者



海辺の町から望むと東にアンデス山脈が、西に太平洋が見え、山と海に囲まれた本当に細長い国です。

チリ北部アタカマ砂漠のビクーニャ 撮影:著者


アタカマ砂漠 撮影:著者


そのチリの北部のアタカマ砂漠に世界の天文学者が熱い視線を向けています。詳細については、後日投稿したいと思っています。

チリ北部のアタカマ砂漠について、もう少し詳しく見てみたいと思った方もいると思います。
そんな方のために、私がアタカマ砂漠上空を飛行機に乗って撮影した映像「アタカマ砂漠飛行」がありますので楽しんで下さい!




続いては、アタカマ砂漠の中を車で移動して、その様子を映像にしたものがあります、「チリ・アタカマ砂漠の月の谷」見てください!





チリの北部・中部・南部の特徴

チリの北部はペルーと接する南緯18度の砂漠。この砂漠地帯は日本の本州の半分くらいの広さでアタカマ砂漠といいます。
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写真:アタカマ砂漠でランニング中の著者


このアタカマ砂漠は高地が多く、その5000mの高地には一昨年ブラックホールの姿を初めて捉えたと話題になったニュースの中心的観測を担った日本も参加している国際共同プロジェクト「アルマ電波望遠鏡」があります。
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アタカマ砂漠5千mの高地にあるアルマ電波望遠鏡 著者撮影


私も南米チリに赴任して国際共同プロジェクト「アルマ電波望遠鏡」建設に2年ほど携わっておりました。そのアタカマ高地の満天の星空は世界一綺麗だと言われています。

星空が世界一綺麗と言うのは当たり前と言えば当たり前です。
だって5千mの高地に町が幾つもできるような台地があり沢山の望遠鏡があるのですよ、こんな所って他にないです。しかも、5千mの高地まで車で行けるのですから、更に周りに人工の光がありません。だからアタカマ砂漠の5千mの高地で見る星空を、私は「アタカマ宇宙」と呼んでいました。

こんなお話しをすると満天の星空を見たくなります。ご希望の方は、次の動画を楽しんで下さい。




チリ中央部は首都サンティアゴを中心に田園都市が広がり、北部とは違い緑豊かな地域です。

チリ中部
チリ中部サンティアゴ市 著者撮影



私も2年ほど住んでいましたが、地中海性気候で過ごしやすい街です。
もう少し町の様子を知りたい方は、私が住んでいたマンケウエと言う町の動画「私が住んでいる南米チリのマンケウエの街」がありますので見てください!




但し、日本人としては太陽の光が強烈で大変です。分かりやすく言うと、日本の真夏のような太陽光がず~ッと続きます。ですから、サングラスは必須ですね。



サンティアゴ市にて 写真:著者



サンティアゴ市の南には湖沼地域が広がっています。

サンティアゴ市から南のランカグアにて 撮影:著者

南部は強風と万年雪のパタゴニア、そして複雑に入り組んだフィヨルド、それからたくさんのペンギンとも出会えます。
チリ南部03
マゼランペンギン 著者撮影


パタゴニアと言う名前は、先住民の皆さんが大きな足をしていたことから、パタ(足)ゴン族と名付けたことが由来だそうです。

それからパタゴニアは世界最大と思われる100トンもの恐竜の化石が見つかったことでも有名です。
チリ南部02
チリ南部の氷河 著者撮影


最南端のホーン岬は南緯56度、その先は直ぐに南極です。
ですから、その南極大陸の一部をチリ領南極と言って、チリの領土だとチリが主張していますが、世界からは認められていません。

と言うことで、赤道近くの砂漠から氷河の南極近くまで豊かな自然に満ちており、実際移動するとこの驚くような自然の変化を肌で感じることができます。
一つの国とは思えない意外と知られていない南米チリ共和国のおどろくような長さです。

チリ北部アタカマ砂漠にて 写真:著者

また、機会をみつけて南米チリについても投稿したいと思っています。
どんな内容でも結構です、コメント頂けると嬉しいです、宜しくお願い致します。

チリ・アタカマ砂漠にて 写真:著者


それでは、次回の投稿もご期待下さい!

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