<あがり症克服>驚き!数千人の前で話せる様になった

 超驚き!人前では話せなかった私が数千人の前で講演

私は人前で話すことが大変に苦手でありました。その私が、今ではあがり症を治し、東京や神奈川などを含む県内外で数千人の前で講演会を行っています。

県外での講演会の様子 講演者:著者



しかも、毎月テレビやラジオに出演し冗談も言えるようになっている。この変わりように自分自身も驚いている。

宇宙講演会の様子:山梨
地域での講演会の様子 講演者:著者

今、考えてみると「あがり症」だと気づいたのは会社に入って数年経ったころです。

学生の頃も特に人前で話したりすることはなく、そう言ったチャンスもなかった。
会社に入ってからも実験室のようなところに入ったままで、大人数の前でお話しするようなこともありませんでした。

数年後に仕事の改善内容を多くの人たちの前で発表することになりました。
自分が「あがり症」なんて思っていなかったので、気軽に引き受けたのですが、本番で極度の緊張が襲ってきたのを今でも覚えています。

そんなことから、どうにか「あがり症」を治そうと、
試行錯誤して色々な事を試しました。ですので、どのようにしたら良いのかわからず、克服しようと思ってから10年以上かかってしまいました。

皆さんには、私が克服できたポイントをお話ししますので、参考にして頂ければと思います。

宇宙講演会 講演者:著者




皆さんのお子さんやご家族の中に人前でお話するのが苦手な方がいたり、ご本人があがり症だったりした場合に、私の話が少しでもあがり症克服のきっかけになって頂ければ幸いです。


ズバリ「場なれすればできる!」


あがり症を克服するには、ズバリ「場なれすること!」です。私もこの方法で話せるようになったと言っても過言ではありません。
場になれると言っても、突然数千人の前に行って繰り返しても無理ですし、そんな場は中々ないので場数もふめません。

私の場合は小人数での小さな職場の会議が月に一度くらいありましたので、多く話すように努力しました。会議内容は、仕事の進め方の改善方法などでした。それ以外にも、趣味の仲間の集まりや職場の親睦会などの場を利用して語る努力をしました。

失敗を恐れず話す努力をした 写真:著者


家族や兄弟とは話すことができるので、それをイメージして失敗を繰り返しましたが、内容はともかく取り合えず話ました。失敗しても場数をこなそうと考えていました。

1年ほど経つと、今度は小人数会議の進行役となり議事録を作成しなければならなかったので、議題についての事前準備を入念にするようになりました。今考えると、会議の内容を事前に調べ準備することは、後々の講演の準備に活きてきたように思えます。

話す場数を増やすことを考えた 写真:著者

また1年ほど経つと、リーダーとなり10人ほどの会議に参加するようになりました。上司が加わったこともあり、当初は全然話せませんでしたが、話し手の話に相づちを打つことからスタートして、一言二言話すようになりました。1年ほど経つ頃には、徐々にですが、自分の意見の1/3くらいは話せるようになってきました。

そんな事をしている時に、今度は自分のアイディアを本工場で発表する機会がありましたが大失敗。自分では10人程度の場所をイメージしていましたが、会議室に入ったら大きな会議室で数十人ほどいました、それを見た途端に超緊張状態となりほとんどアイディアが伝わらず不採用となりました。ショックで、ここから立ち上がるのには苦労しました。

そんな頃に、結婚式で祝辞の機会があり、声が震え大失態を演じてしまいました。

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祝辞で大失態 写真:著者


その後も多くの失敗を繰り返していましたが、ただ一つ「場なれさえすれば、いつかは上手くいく!」と言う気持ちは、なぜかいつも持っていました。

そして、人前に立って何も感じないより、緊張できるくらいの人の方が良いのだと思うようになりました。


プレゼン資料で気が紛れ、プレゼンブームで花開く

以前はプレゼンするのにOHP(Overhead projector)を使っていた。

しかしその頃になって、何をするにもパワーポイントを使ってのプレゼンが流行りとなりました。
これが私にとっては最高の話せるきっかけとなりました。

今までの発表の原稿用紙を作成する代わりにプレゼン用のパワーポイントを作成するようになり。
パワーポイントの使い方を覚えるのが楽しくて楽しくてならなかった。これが面白くプレゼン資料作りが好きになり楽しくなりました。


講演会55
パワーポイントを使っての高校での講演会 講演者:著者


どのような資料にしたら聞き手の皆さんに上手く分かってもらえるか、こんな資料を出したら驚くかなど考えながらプレゼン資料を作るのが大好きになりました。

それから工場の皆さんや従業員の皆さんのご家族などに宇宙の話をする機会もあり、気がついたら知らない間に緊張をおさえながら頑張ってどうにか人前で話をしている私がいました。

大きな小学校での宇宙講演会 講演者:著者


今、私が思うのにパソコンなどを操作することにより、そちらに気が向いて緊張感は勿論ありますが、以前のように激しい緊張感ではなくなってしまっていました。

ポイントは、以前から思っていた「場数をこなしたこと」それと先程言った通りプレゼン用の資料をノートパソコンで使用することによって、パソコン操作に気持ちが注がれる事と聞き手の皆さんが、この場面ではどんな反応するか期待と楽しみとなり、気持ちがそちらに行ってしまい、激しい緊張感が薄れるようになりました。

あがり症を治す1つの方法、場数をふむ事

最終的には、次の一つであがり症を克服出来たわけです。
① 場なれするように、場数をこなす努力をする

地域の学校での宇宙講演会 講演者:著者



失敗を繰り返しているうちに場数をふんでいれば、誰でも話せるようになることは確実なのです。実践した私が言うのですから間違いありません。
また、そう自分に言い聞かせて繰り返すことが大切です。

地域の小学校での宇宙講演会 講演者:著者



話せる様になるまでの期間は人それぞれだと思いますが、どうすれば良いのか分からないでいると私のように10年もかかってしまいます。
勿論、このブログのように「あがり症対策」と言うような記事なども読み話も多く聞きました。
でも今思えば、記事を書いている方々や講師の方々は、私から比べると軽いあがり症だったのではないかと思います。

ですからテクニック面の指導が多く、私には合いませんでした。

機会あるごとに前にでて話し場数をふみましょう 講師:著者

私の場合はテクニックからでは治らない重症の「あがり症」患者だったのでしょう。

でも、どうすれば治ると分かってないで行動すると無駄な期間を過ごしてしまします。
場数をふむと言うことが分かって進むのとでは全然違うと思います。早い人は数週間から数か月で克服できると思います。

市民会館での宇宙講演会 講演者:著者



更に、より効果を早めるために、気を紛らわすための小道具を使った事です※

※私の場合は、プレゼン資料(パワーポイント)を操作するためのノートパソコンであったり、太陽や地球・月などの動きを説明するためのビニールボールなど。

大講堂での宇宙講演会 講演者:著者



 例えば、工作技術のお話をする方はノコギリとか金づちなど。植物栽培などのお話をするかたは、ジョウロなど用意する事と、プレゼン資料がある場合は同様にノートパソコンなどを持ち込むと、より気がまぎれ落ち着きます。

県内での宇宙講演会 講演者:著者



あがり症の緊張度を和らげて、気を紛らわして話すと言う意味では、海外の言葉で自分の得意の分野を話すことも、一つの方法かもしれません。

私も海外赴任時に簡単な現地の言葉でトライしようと思いましたが、現地のエンジニアから、その語学力では無理だと遠回しに言われてしまいました(笑)。

若い皆さんは、是非ともそんな事にもチャレンジしてみては如何でしょうか?

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地元中学校全校生徒+PTA+先生方で約千人の講演会 講演者:著者



地元地域を中心に県内外で話す機会が多くなってきた

その後も、地元の甲州市や山梨市そして笛吹市などの甲府盆地の東側を峡東地区と言いますが、その地域の学校や公民館などでも数多くの講演会を平気でこなすようになりました。
場数を増やす毎に自信も出てきました。

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県外での講演会 講演者:著者


急激に自信が出て来て、地元中学校のPTA会長も務め、事あるごとに子供たちに挨拶していました。春夏頃は度々とちりました。でも秋頃から徐々に平気で挨拶出来るようになりました。


PTA会長をしていた中学校にて 写真:著者



さらに地域の区長も務め、多くの挨拶の機会がありました。どんどんと自分の世界と言うかステージが広がっていくことに気付きだしました。

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地域の防災訓練挨拶 区長:著者


また講演会も約300回も開催、多い時には数千人という大会場での講演にも対応できるようになりました。
その講演会の取材にきた地元テレビやラジオから番組出演依頼まできて、更には科学館や博物館などからも講演会依頼がくるようになりました。


県外での宇宙講演会 講演者:著者



更に更に、地元山梨県内全域の小中高校や市民会館・公民館などや県外からも講演依頼がくるようになりました。
多い時には、1日3回の講演会なんて事もありました。それでも近い学校の場合は良いのですが、甲府盆地の西側の中学校で講演会が終わり、直ぐに中央高速道路を使い東部の小学校に向かったなどと言うこともありました。

そんなこんなで、場なれからか自信につながり今では話すことが楽しくなってきました。
こんな世界が自分に訪れてくるなんて考えてもいませんでした。


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毎月エフエム甲府のラジオ番組出演 左端:著者


その後、仕事の関係で米国や南米で国際プロジェクトに携わることができました、日本人としてお話する機会が度々あり、堂々と話すことができました。

あがり症を治すことができて本当に良かったと思いました。

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国際プロジェクトで海外のエンジニアと 真ん中:著者


そして海外で日本人向けではありますが、数回講演会を開催することもできました。

南米チリのサンチャゴ日本人学校で3回の宇宙の話開催


今でも当然、緊張感は十分にあります。まれに昔のような激しい緊張感もくるときもありますが、それを感じて楽しめるようになった自分を頼もしく思います。

また、少しずつですが心地よい緊張感にコントロールできるようにもなりました。

これはまさしく場数をこなしての、場なれの成果です。

講演会56
県内での講演会 講演者:著者


是非とも、今現在あがり症の皆さんも、心配せずに失敗を恐れず、お話する場数を自ら多く求め、その雰囲気になれることをお勧めします。

クラスでの宇宙の話しもたくさんしました 写真:著者


失敗は驚くような緊張感を徐々にやわらげるための経験なのだと思って、常に人前で話している自分の姿をイメージしながら、前向きに場数を増やして下さい。

それは、ある日に突然やってきます、知らない間にきます、楽しみにしていて下さい!

ぼくらの宇宙教室2014-9-15
テレビ番組出演 真ん中:著者


また、最初はプレゼン資料とか小道具を使ってお話するのは、気がまぎれて良い方法だと思います。


東京お茶の水女子大の大講堂での講演会 写真:著者

きっと、大きな緊張感を乗り越えれば、楽しい感動が待っている事だと思います。ぜひ頑張って下さい。陰ながら応援しています。

質問やコメントは大歓迎です、お待ちしています。

私なりの適切なアドバイスを差し上げられると思っています。

宜しくお願い致します。

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