湯の町・大分が、今・宇宙で熱い!アジア初の宇宙港

 米シエラ・スペース社の宇宙船「ドリーム・チェイサー」が2026年に着陸予定!


九州の大分県にある大分空港が2022年からアジア初の宇宙港として始動します。

アジア全体の空港を検討した結果、国東半島という海が近くの空港のために事故時のリスクが少ない、また大型ジャンボジェット機が離陸可能な3000ⅿ滑走路があり航空便が混雑していない、そして精密機器製造会社などが多く部品調達しやすいなど、他の空港に比べ宇宙港に適していると言うことでアジア初の宇宙港が大分空港に決定しました。それから、近くに観光地が多いと言うのも関係者にとっては魅力ですね。

と言うことで、国際宇宙ステーションへ物資を届ける米宇宙船「ドリーム・チェイサー」を4年後の2026年に大分空港に着陸させたいと2022年7月25日にシエラ・スペース社のジョン・ロス副社長が大分県を訪問し語りました。


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(宇宙船「ドリーム・チェイサー」 写真提供:NASA)


米NASAの国際宇宙ステーションへの物資輸送は、現在「ドラゴン」と「シグナス」の2つの宇宙船、「ドリーム・チェイサー」が来年から加わり着陸場所に大分も入る予定となりました。

ドラゴン宇宙船とシグナス宇宙船
(ドラゴンとシグナス宇宙船 写真:著者の宇宙講演会資料より)


将来構想では「ドリーム・チェイサー」を種子島から打上げ、大分に着陸させるよう検討中のようです。

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(宇宙船「ドリーム・チェイサー」 写真提供:NASA)


今回の大分県と米シエラ・スペース社とのパートナーシップ締結は、大分空港の宇宙港プラン第2弾となります。第1弾は米ヴァージン・オービット社で詳細は以下の通りです。



米ヴァージン・オービット社、大分空港から飛行機を使っての小型ロケット打上げ予定

大分空港を宇宙港にするプランの第1弾として、2020年に大分県と小型人工衛星の打ち上げを手がける米ヴァージン・オービット社で大分空港を宇宙港にする事で合意した。

種子島宇宙センターのようなロケットの垂直打上げ方法ではなく、飛行機にロケットを積み、高度1万mで水平発射し宇宙を目指す。

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(ロケット打上げ航空機 写真提供:Virgin Oribt)


打上げ回数は10年間で20回ペースです。予定では2022年をスタートとしている。


更に2024年に県立国東高に人材育成のため宇宙コース新設を予定しているなど、湯の町・大分が今・宇宙で熱くなっています。

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