ゲリラ豪雨によって出来た巨大な雨柱(あめばしら)!
雨柱(あめばしら)とは?
雨柱とは、文字からある程度想像つきますが、
バケツをひっくり返したような、狭い範囲のゲリラ豪雨で、近くの雨の降ってない地域から眺めると雨の柱のように見えるので、この名がついたと辞書には書いてあります。
バケツをひっくり返したような、狭い範囲のゲリラ豪雨で、近くの雨の降ってない地域から眺めると雨の柱のように見えるので、この名がついたと辞書には書いてあります。
雨柱は気象用語ではないので、読み方は決まっている訳ではありません。でも「あめばしら」と読むのが一般的だそうです。
2020年9月11日の午後3時ごろに大阪府枚方市に発生したゲリラ豪雨によってできた巨大な雨柱の写真です。

(大阪府枚方市の雨柱 写真提供:Weather news)
気象衛星などの進化によってゲリラ豪雨の予測確立が高くなった
気象衛星が、「ひまわり7号」から「ひまわり8号」と「ひまわり9号」の次世代型気象衛星に進化した事や他の衛星データを使用したり又地上設備の進化のおかげで、ゲリラ豪雨については、しっかり予測できるようになりました。

(気象衛星ひまわり8号と9号 写真提供:melco)
ですから、ゲリラ豪雨と言う言葉ではなく局地豪雨と言う言い方に変わってきています。但し、ゲリラ豪雨の方が誰もが分かるので、そのまま使っているケースもあります。
ひまわり8号と9号は、世界に先駆けて次世代の気象観測センサーなどを使っています。
ですので、解像度の向上や観測チャンネルの増加などによって、気象状況予測を細かくみることができるようになりました。
また以前の気象衛星と比べても、映像データや多くの観測データを大幅に早く正確に送れるようになりました。これが、正確な天気予報につながっているのだと思います。

(進化した映像となった気象衛星 写真提供:気象庁)
最近ゲリラ豪雨が多くなったためか「雨柱」映像がたくさん
異常気象のために、日本全体で局地豪雨が多くなり「雨柱」の映像がSNS上で公開されています。
こちらも大阪府ですが、2020年8月27日の午後2時頃の寝屋川市の雨柱です。

(大阪府寝屋川市の雨柱 写真提供:Weather news)
世界でも異常気象のために局地豪雨が発生しています。
こちらは、ベトナムのダナンの雨柱の動画映像です。
日本でも世界でも、異常気象による豪雨は多くなっています。
世界全体でも、気象衛星の進化によって、しっかり予測は出来るようになりました。
でも、被害は多くでています。
今後も被害は増える方向だと思いますが、何か対策方法はないのでしょうか。予算にも限りはあると思いますが、インフラ整備など豪雨対策のための工事を進めて頂きたいと思っています。
また個人個人の対策としては、外出する時には最新の天気予報を確認して注意報が出ていないか確認することです。
ゲリラ豪雨は突然発生しますので、真っ黒な雲が増えてきたり、冷たい風が吹いたり雷が聞こえたり光ったりした時には、安全な場所に移動して様子をみましょう。
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