心震える感動を味わい続けた私のエンジニア人生!part2 あまりの感動に身体が震えた5千メートルの景色

 不思議な感動の世界、5千メートル景色!

私は今から10年ほど前に南米チリ共和国に駐在しアルマ望遠鏡建設に携わりました。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO

南米チリ共和国に22の国と地域が国際協力で建設した総工費なんと1200億円と言うアルマ電波望遠鏡プロジェクトです。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者


今日は望遠鏡の話ではなく、アルマ望遠鏡を建設した場所である「アタカマ砂漠」で感動した事をお話します。

その1として、「5千メートルの高地の景色」です。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者

標高5千メートルの赤茶けた大地に白いたくさんのパラボラアンテナが同じ方向を追いながら限りなく広がる宇宙を観測している姿を見たとき、

迫力というか宇宙の果てを観測する、その場所にいるんだと思うと、それだけで胸が熱くなり感動してしまいました。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 撮影:著者


それと更に、この国際プロジェクトに携わって強く感動したことなんですが、
たびたびアンデス山脈の5千メートルの高地の昼や夜に一人立つことができたことです。

5千メートルの高地で著者



日本製のパラボラアンテナの5千メートルの高地設置には、現場監督的な役割で3千メートルの組み立て場所からトランスポーターで5千メートルの高地まで運び高地に設置します。

トランスポーターでパラボラアンテナ移動 撮影:著者



そんな時、昼休み時間などを利用して5千メートルの高地の景色を楽しみます。あるいは、パラボラアンテナ設置工事が暗くなるまでかかってしまった場合、終了後に帰りながら5千メートル高地の満天の星空や夜の景色を楽しむこともあります。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO



またパラボラアンテナの点検や修理作業に行った時などにも、同様なことはあります。

さらに日本からの取材班などが来たときには、チリの方の運転はあらいので日本人にドライバーや案内をお願いされる事もしばしば有りました。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO



こんな経験って中々出来ないですよね。本当に良い経験をさせて頂きました。

5千メートルの高地は、他の惑星のような赤茶けた大地と宇宙基地のようなアルマ電波望遠鏡のパラボラアンテナ群の景色、本当に不思議な世界です。そんな映像をお楽しみ下さい!




仕事が終わって一段落したときなど、

5千メートルの高地から、ゆっくり遠くの景色などを、ながめがら空想の世界に入ることもありました。

5千メートル高地のアルマ電波望遠鏡 写真提供:ESO



ここに宇宙人が出てきても不思議ではないような雰囲気の場所でした。
それでは、5千メートルの高地の満天の星空をお楽しみ下さい!




大昔のインカ帝国の時代にアンデス山脈の高地で、宇宙人との交わりがあったのではないかとSFの世界のようなことを想像してしまいました。5千メートルの高地の景色は、昼も夜もそんなことまで思わせるような不思議な世界でした。

なんか妙にワクワクし、感動のあまり身体中震えた事を、今でも覚えています。

5千メートルの高地 写真提供:ESO


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