ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が最古の銀河を観測!

 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測史上最も遠い銀河を観測することに成功!

NASAはジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、今まで発見した銀河の中で一番古い、どのくらい古いかと言うとビッグバンから2億9000万年後と言う銀河「JADES-GS-z14-0」を発見したと2024年5月30日に発表!

JWSTが銀河「JADES-GS-z14-0」を発見 写真提供:NASA/ESA/CSA


この銀河の大きさは、端から端まで光の速さで1600年かかるサイズ。

質量は太陽の数億倍と言われている。

研究チームは「自然界はどのようにして3億年足らずでこれほど明るく、重く、大きな銀河を作ることができるのでしょうか?」と語っている。

宇宙初期の銀河発見は、ファーストスターやファーストギャラクシーそしてブラックホールがどのように誕生し進化したのかの宇宙誕生時の研究が進むと予想される。

宇宙は138億年前に誕生、

それから38万年後に宇宙で一番古い光である宇宙の晴れ上がり、

その後に宇宙は広がっていき星が誕生し、

それらの星々が銀河を形成するまでの数億年間である宇宙の暗黒時代、

今回の銀河発見は宇宙の暗黒時代の謎解明に近づく発見と期待されている。

今後ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡で観測を続ければ、もっと遠い銀河、つまり若い宇宙の銀河が見つかる可能性もある。

さらに今回発見された銀河には酸素が含まれていることも分かり、世界中の科学者が驚いている。

JWST 写真提供:NASA/ESA/CSA


研究チームは「この銀河の一生のこんなに早い時期に酸素が存在していたのは驚きであり、私たちが銀河を観測する前から、何世代にもわたって非常に重い星が生きていたことを示唆しています。」と話している。

これからのジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の観測結果が、益々楽しみになってきました。


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