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大型宇宙船スターシップ第7回目の打ち上げは、早くて1月13日㈪の予定!

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1月13日に打ち上げられるか気象条件を監視中 米スペースX社のスターシップ宇宙船の7回目の飛行試験は、早くて米中部時間1月13日午後4時(日本時間1月14日午前7時)に予定されています。打ち上げチームは、飛行前の運用のために気象条件を監視しています。 スターシップ宇宙船(写真提供:SpaceX) この試験飛行では、スターシップ宇宙船が10台のスターリンクシミュレーターを搭載し、テキサス州から打ち上げられる予定です。これらの衛星は宇宙船から放出されてインド洋に着水します。 スターシップ宇宙船の1段目のロケットであるスーパーヘビーは、以前のフライトテストで回収されたものを再利用します。実際に回収したロケットを使って打ち上げるのは今回が初めてです。 スターシップ宇宙船(写真提供:SpaceX) また、6回目の試験飛行同様に、第一弾ロケットであるスーパーヘビーロケットの発射台の「チョップスティック」と言われているハシで空中キャッチするへの帰還も試みられます。これは楽しみですね。 この空中キャッチ技術は、将来の連続しての打ち上げに向けての技術です。1時間程度でクリーニングして次の打ち上げの準備に入ります。

1月10日、ブルーオリジン社のニュー・グレンロケットを打ち上げ予定!

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ブルーオリジン社、今度は衛星打ち上げ用ロケットに挑む 通販アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏率いるブルーオリジン社はサブオービタル飛行ロケット・ニューシェパードで宇宙旅行(弾道飛行)を行っている。 そのブルーオリジン社が、1月10日に衛星打ち上げ用ロケットであるニュー・グレンを初めて打ち上げる。 ニュー・グレンロケット(写真提供:Blue Origin) 全長約98mのニュー・グレンロケットは、ライバルのイーロン・マスク氏率いるスペースX社のファルコン9ロケット同様に第1段の再使用が可能。 能力的には地球低軌道(LEO)に約50トンの貨物を投入できる。BE-4エンジンは25回の再使用が可能。 ニュー・グレンロケット初飛行の目標 ニュー・グレンロケットはフロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から米東部時間1月10日に打ち上げ予定。 今回のニュー・グレンロケットの打ち上げは、米政府の国家安全保障ミッションの打ち上げ認証を取得するためのステップであります。 初飛行の目標としては、安全に地球周回軌道への投入、そして6時間に及ぶ通信機能の確認なども含まれる。さらに第一弾ロケットは、大西洋上に待機する回収船へのランディングも注目点であります。 ブルーオリジン社・ロケットの燃焼試験(写真提供:NASA) 最後に これから、全世界でのロケット打ち上げ需要の高まる中、トップを走るスペースX社のファルコン9を追いかけてニュー・グレンロケットが挑むことになります。 イーロン・マスク氏のスペースX社とジェフ・ベゾス氏のブルーオリジン社の競争と言った側面も一般の皆さんは興味を持っているようです。 左から三番目がジェフ・ベゾス氏(写真提供:Blue Origin) 勿論、日本のH3ロケットや欧州のアリアン6ロケットも加わり大変な戦いとなりそうです。 H3ロケットに頑張って欲しいですね。 ロケット打ち上げ費用の削減、そしてロケットの再利用化、また垂直着陸などなど、人類のロケット技術を進化させるため、プレイヤーが多いという事は良いことだと思います。 それぞれ人類のために頑張って頂きたいと思っています、今年も世界のロケット打ち上げが楽しみです。

大型宇宙船スターシップ第7回目の打ち上げは1月10日の予定です!

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今年も百人乗り大型宇宙船スターシップの進化に期待しましょう! 米スペースX社の大型宇宙船スターシップ、一昨年は第1段と第2段組み合わせによる軌道試験飛行を2回、昨年は4回、今まで計6回打ち上げを実施しています。 スターシップ宇宙船(写真提供:SpaceX) 今年は機体を大幅に改良し進化させました。 進化した大型宇宙船スターシップの第7回目の打ち上げを新年早々の1月10日に目指しているようです。 次に、今回の各改良場所について、お話しします。 <改良場所> 一つ目は、前方と後方にある可動翼をフラップと言います。宇宙船が大気圏に再突入する際には姿勢を制御し安定させる役割、特に前方フラップは機体の先端近くに位置し再突入時の空気抵抗を調整するために使用される。 スターシップ宇宙船(写真提供:SpaceX) 今回は前方フラップの大きさを小さくして、熱シールドから離れた場所に移動したようです。フラップのサイズや位置の変更は、再突入時の熱の影響を軽減し、機体の保護タイルやメカニズムを簡素化するための改良の一環です。 二つ目は、宇宙船を動かすエンジンが改良され、燃料の量が25%増えました。これにより、もっと遠くまで飛べるようになります。 三つ目は、宇宙船の電子機器がアップグレードされ、性能が向上しました。これで、宇宙船がもっと正確に操縦できるようになります。 四つ目は、宇宙船が地球に戻るときに熱から守るシールドが最新のタイルに変わりました。 五つ目は、宇宙船をコントロールするフライトコンピュータが強化されました。 六つ目は、StarlinkやGNSS、バックアップ通信機能を一つにまとめた複合アンテナが搭載されました。 七つ目は、宇宙船の位置を正確に把握するための航法・星追跡センサーが高性能なものに再設計されました。 八つ目は、宇宙船の外側に30台以上の機体カメラが取り付けられ、飛行中の状況をリアルタイムで確認できます。 その他としては、Starlinkのおかげで、どの段階でも120Mbpsを超える速さでリアルタイム映像を送ることができます。 打ち上げを待つスターシップ宇宙船(写真提供:SpaceX) 以上のような改良によって進化した大型宇宙船スターシップの打ち上げに期待し応援ましょう! 今回の打ち上げの見どころ 今回のスターシップ宇宙船は、初めて貨物を運ぶことになります。10個のS...

流星群って何?

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流星群の基本 流れ星は、突発的に見ることのできる流れ星と、毎年決まった頃に見ることのできる流れ星の二つに分けられます。 毎年決まった頃に見える流れ星は流星群と言います。 ペルセウス座流星群などが代表的なものです。 流星群は夜空のある1点を中心に放射状に、流れ星が発生します。 この中心点の位置が、どこの星座の場所にあるかと言う事で流星群の名前となります。 ですから、ペルセウス座流星群は中心点が北の空にあるペルセウス座の中にあると言う事です。 流星群の時期に、突発的な流れ星が一緒に流れることもあります。 それを見分けることも出来るのです。 分かりやすい例を一つ、ペルセウス座流星群はペルセウス座方向から飛んできますが、逆にペルセウス座の方向に飛んでいく流れ星があれば、それは流星群の流れ星ではなく、突発的な流れ星と言うことです。 流星群(資料提供:著者作成) もし、そんな流れ星を見たら、友達やご家族に説明してあげると喜ばれると思います。 なぜ流星群は毎年同じころに見えるかというと、 それは地球が1年かけて太陽の周りを回っています。 その通り道に流れ星のもとであるチリの集まりがあるのです。 ではなぜ、チリの集まりができたかと言うと、 彗星、水の星と書く水星ではなくて、ほうき星とかコメットさんと言われる方の、尾のある彗星です。 流星群の発生方法(資料提供:NAOJ) この彗星が太陽のまわりを回る通り道に、何回か回っている間に多くのチリの集まりが出来、そこを地球が通る時にたくさんの流れ星がでる、これが流星群となるのです。チリをまき散らかした彗星の事を、流星群の母天体(ぼてんたい)と言います。 三大流星群 彗星はたくさんありますので、チリの集まりはたくさんあります。 その中の特にチリの集まりのたくさんなのがペルセウス座流星群・ふたご座流星群・しぶんぎ座流星群の三大流星群と呼ばれているものです。 三大流星群の中で唯一夏の流星群がペルセウス座流星群です。 ペルセウス座流星群の流れ星の流れ方(資料提供:NAOJ) 極大日と言われる、ピークは8月12日ごろです。ですので、子ども達は「夏休み流星群」などと呼んで、夏休みの地域行事として子どもクラブなどでも「ペルセウス座流星群を見る会」など開催しています。 私も子ども達を集めて行ったこともあります。 それでは、年末年始に見ることが出来る「ふたご...